三方良しという言葉がありますね。
買い手に良し売り手に良し世間に良し、だそうです。
何か足りないのでは?
と思うのは私が物つくりだからでしょう。
なんでここに、作り手に良し!という言葉が入らないのか?
まあ、買い手と売り手という点では作るものが売り、商人が買うというには違いありませんが、ここには敢えて作り手に良しと入れて欲しいです。
ついつい今の世の中、ポチっとすれば運送屋さんが運んできてくれて終わりです。
せめて楽器ですから、売る人が作り手の作ったものの良さを本当に理解して販売して欲しいのです。
楽器や弓をお客様が良く理解せず、間違えて破損や不具合を感じる事もあるかもしれません。
そんな時に、売り手がきちっとその楽器や弓を理解していると何の問題も無いのですが、一方的にお客様のいう事だけ聞いて、作り手に無謀な要求してくる販売店さんもあったりしますね。
いきなり送り返してきて交換しろ、と、、、
使ってみたら全く問題ないのでした。
そこで、そのまま同じものをもう一つ足して送り返しましたが、、、
それでも、たぶん確かめもしないで、自分のいう事を聞いて交換させたと思うのでしょうね。
まあ、こんなこともあります。
勿論、金沢の孟さんなどは全く違う対応しますね。
きちんとその商品を確かめて、問題が無ければそれをちゃんと扱い方も含めてお客様に伝えてくれていたりします。
大変ありがたいですね。
だからでしょうコロナの後でも生徒さんも減らず、ますます活動を広げていっています。
作る人がきちんと作って、それをちゃんと理解して気に入ってくれてこそ、お客様に良し!になるのではと思います。
そういうお店は、二胡姫さんんも弦堂さんも大変ありがたいお店です。
勿論ワックイを大変気に入ってくれて、これは是非二胡弾きさんみんなに広げたいと桐桐精品店さんで発売してくれています。そして弓も。
わたくしが注文の弓を送ると全部弾いてみて、これは問題ないと、これは弦堂さんも、孟さんもやってくれています。
たまに、桐子ちゃんから、ここの部分もう少し短くならないなどと手元のチューブの長さの指摘などもあります。
そういう時に桐子ちゃんは着払いなどでは送り返してこないのですよ。
それは自分の伝え方が悪かったと、西野さんと手の大きさが違うからね(笑)などと言ってくれると、本当にありがたいです。
だからこそ長続きします。そうでないと作り手も売ってもらう気にならなくなりますね。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ