二胡は、弦楽器です。
弦を、弓で弾くのです。
楽器と弓と二つ合わせって一つの楽器です。
弓が無ければ、二胡の音にはなりません。
これは当たり前の話ですが、
現在の二胡の弓は単なる消耗品です。
皆さんは、弦は何年ぐらい使いますか?
弓は?
楽器は?
まさか、ならなくなったからと言って楽器を捨てる人はいないとは思います。
(でも皮がダメになると、中国では新しい楽器を買い替える人が多いという話です)
弦はたぶん1年ぐらいで交換する人も多いでしょうね。
弓はたぶん2,3年。
せっかく良い弓だけれど毛ががダメになったから、廃棄。
でも弓を取り換えて、二胡の音色がダントツに良くなったという話はよく聞きますし、
皆さんも経験あるかもしれませんが、
反対になんだか弾きにくくなったという事も多いのではないでしょうか。
せめて、ご自身が弾き易いと感じる弓を、毛を張替えて、長く使おう
と言うところから、始めた、福音弓造りです。
既に850本を越えて作っています。
もうれ以上は作れないかなとと、
入ってくる竹の値上がりも凄いですし、素材のばらつきはさらに悪くなっています。
それに、そこそこ、福音弓と同じ造りの、見た目は、同じという事です。
そして先端に、重さを付けている事も同じなのですが、
毛の質と、竹の粘りと反発力が違います。
基本的に弓を作る職人さんならば、弦を弾く弓と言うのは、どうあるべきかというのを考えると思います。
手元の重さと、毛の量園つおy差に合わせてバランスをとった、先端の重さというのが必要です。
そのようなバランスをとった福音弓にかなり見た目近いものが現れた以上
ましてや、姿が似ているだけ、
これは一念発起して、さらに上を目指すきりないなと思います。
弓に関しては、100本の内から選ぶという、桐子ちゃんや、なかなか、これは良いと言わない鳴尾さん達にこれ欲しいと言わせるぐらいの物作ろうと考えています。
ほぉさんは、「大反対」だそうです。
でも楽器造りとしては、、、
まずは均一な素材造り、度の弓もほとんど同じくらいな反発力と粘り、
それには、薄い竹を何そうかに張る。
その前にまずは油抜き、3%苛性ソーダで煮込んで、さらに火をかけます。
(良い子はマネしないでください、やけどと薬品で手がボロボロになります)
それを洗って、日に乾かすこと、一ケ月、それから形に曲げます。
今ここまで来ています。
次はこれを張りこむのです、どんなボンドが適正なのか?
曲げ型はどうするか、??
最後に削りですね。
ほぉさんが、「いくらになるのですか?ヴァイオリンはいつやるのですか?、二胡の注文どうするのですか?福音弓は?修理は?」
「そんなことは知らない、!作ってみたい!」