フルール・ダンテルディ

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信じられない人々

2012年02月05日 | 実録!生保でワーキング~
 このごろ、言いたくないが「日本人の質が落ちた・・・」と言いたくなることが多い。
 最近の苦情3件。
 手術が60日に1回分しか支払わないという制限があるため、給付金を払わなかったことに対する苦情だったが、その主張がすごい。
 手術の支払い規定はパンフレット、約款にも書いてある、という当社の回答に、「医療保険というのは手術や入院を保障するものだろう。オレはそれが必要で、払ってもらえると思って契約したんだ。約款なんて普通は読むやつはいない。あんただって六法全書なんか読んだことなんかないだろう。オレは全部払ってもらえると思って契約したんだから、書いてあるから払わないなんておかしい」
 おかしいのはあんたの頭だ・・・。六法全書なんか読まなくても普段は支障はないが、いざ何か問題が起これば、それらの法律を元に裁かれる。読んでないからその法律が適用されないなんてことはない。だから、約款を読んでいないから自分に適用するなと主張することは、六法全書を読まない人はみんな、人殺しをしても罪に問われないと主張してるようなもんだぞ・・・。
 次の苦情。すでに契約を解約したが、入院手術する予定だから払えと言ってきた・・・。その理屈が、「保障期間内に発生した傷病について入院手術をお支払いする、と書いてある。自分の病気は契約中に発病したものだから払え」というものだった。
「その条項は、ご契約前に発生したものは払わないという意味です。○条○項には保障期間内に入院手術した場合に払うと書いてございまして、お客様の場合は解約されているので、保障期間外です」
「解約したら、保障がなくなるとはどこにも書いてないじゃないか!」
 ・・・絶句。屁理屈とはこのことだよ・・・。だったらみんな、発病した途端に保険を解約しちゃうよ。だって金払わずにそれ以後も保障されるって理屈になるわけだからさー。そもそも保険に限らず、どんな契約(たとえば賃貸契約とかさー)でも、解約したら権利を失うのは当たり前じゃん。当たり前っつーか、保険約款には書いてないけど、契約・解約の基本概念なんて、たぶん商法とか民法に書いてあるんじゃないのかねー・・・。
 次。
「今時保険料はこれだけ、といっぱい宣伝しているのに、自分の入っている保険が高くて、みんなに笑われた。保障を多くしてもっと安い保険はないか」
 その客の契約は、販売していた当時としては安い商品。今では販売停止になっているくらいだ・・・。(あんまり儲からないから!)それに、客は年齢が高いので、はっきり言ってうちのどの商品にしても現在の保険料の4~5倍になってしまう。(だいたい、保障を3倍4倍にしたら保険料も普通は3倍4倍になるっつーの)
「あいにく、当社ではお客様のご要望に沿える商品がございません」
「テレビではいっぱいお前のところより安い保険料の宣伝をしているじゃないか。なんでお前のところでは売ってないんだ」
 そんなん、うちの勝手じゃ。保険会社には各社これだけの保険料を取らなければ利益が出ないという水準があるのだ。文句があるなら他の会社の保険に入ればいいだけの話じゃん。文句を言われる筋合いはない。うちを解約して黙って他社に行ってくれ・・・。あと、うちが悪い場合でも客側の主張がおかしい場合でも、どっちでもいいんだけど、何かというと「契約を解約したくなる」とか言うけど、それ、脅しになってないから。そう言われたらこっちは「したけりゃすれば?」としか思ってないよ~ん。そこまで言って、ほんとに解約する人って、50人に1人か2人くらいしかいないんだよね。たいていの場合、解約すると損になるか、病歴とかで他社には入れないからだろうけど。(だいたい年齢上がった分、入り直したらたいていは保険料上がるし、払戻金があるタイプなら、元本割れしたりとかするしね)
 こういう「自分がそう思っているからお前はそうするべきだ」的主張をするタイプの苦情がこのところ特に増えてきたように感じるのだが・・・なんでなのかねー?
 

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