昨日 旅の長編を書き上げたので
今日は旅の続きはお休み
春ちゃんの住む S村 東町会 が盆踊りなので
ばあちゃん達は ドドンパをしに行きました。
春ちゃん 察知して
本日は 老いも若きも結んで綺麗な
文庫結びを紹介したいと思います
モデルは 本宅のしなびたばあちゃん 76歳
お見苦しい点お許しください。
1・左肩に 帯を半分に折った物を預けます 手先:てさき と言います。
この時 輪になった方が外側に向き 2枚ピラピラしているほうを内側にします。
長さは 標準の人は45cmくらいでしょうか 細い人はもう少し長く 母さんのような人は短く取ります。
本当は胸には伊達締めを巻くといいですよ~
ばあちゃんいろいろ巻くと具合が悪くなるので省略だそうです
2・たれさき(長いほう)をそのままの状態で 胴に2回巻きます。
途中前に帯板を入れました。
2回目巻いたのが 裏が出ていますが前で一回ひねってあります。
普通はしないです(オシャレに・・)
母さんはなので オシャレをすると帯が足りなくなるんです~
3・2回巻いてきた帯を 左脇から背中の中心辺りまで三角に折り上げます。
4・左肩に預けていた 手先をおろしてきます。
5・手先(半分に折っているほう) を下ろして三角に折った帯の下から通して結びます。
6・帯を〆ます。
帯を結ぶときは 手先垂れ先手先垂れ先・・・と交互に引っ張ってしめていきます。
*両方を同時に引っ張ってもなかなか帯は締まりませんよ~
7・ 6の写真の右に垂れている 垂れ先を使って 文庫の羽を作ります。
垂れている端っこを左にもって行き 肩幅に長さをはかります。
8・その長さを崩さないで 残りの帯を同じか 少し長く屏風の様にたたみます。
*ただし 母さんのような人は 帯の余りもそんなにありませんので 7と長さと同じくらいに重ねることは難しいです 最終的に 羽が1枚になります。
*逆に ばあちゃんの様な人は 帯も十分あまっているので 下に重ねるほうを少し長くしたり・・
9・ たたんだ帯を 垂れ先を(帯の端っこのあるほう)左にもって行き
たたんだ帯の真ん中と背中の真ん中を合わせたところに 2つか3つの山ができるように帯をジグザグに折ります。
今回は 2つ山を作りました。
①まず真ん中を下にして両端をつまみあげ半分に折り
②折り上げたところをさらに半分に下に折ります。
山が2つできます。
10・背中の中心と 山を作った羽の中心とをあわせ
肩に預けてある 手先(半分に折ってある)を下に下ろし
11・羽の下からくぐらせ 上に引き抜き
12・ もう一度同じことをし 2回巻きます。
*ただし 母さんのような人は 手先を短く取るので1回しか巻けませんし ばあちゃんのように細くて手先を長く取ってある人は 3回4回と巻けそうですが 2回でやめておきます。 何度も巻くと重苦しくなりますよ
13・1回または2回巻き上に出た手先を広げます。
14・広げた手先を 帯と着物の間に差し込み下から引っ張ります。
しっかり引っ張り出します
15・引っ張り出したものを2~4にたたんで 帯の間に入れ込んで隠してしまいます。
写真は 先ず1回たたんで さらにたたんで中に入れます。
16・たたんで入れたら 綺麗に整えます。
17・そして母さんは ここでひと手間加えます。
上のままで普通は終わりなんですが もしかしたら羽が時間がたったり・人とぶつかったりで たら~~ん と下向きになるとかっこ悪いので 巻いた手先と帯の間に 小さめのタオルをくるくる巻いたものを詰め込んで 下の帯を出っ張らせ 羽の支えにしています。
すると 上の文庫の乗っかるところができて人ごみでそう落ちることなく安定します
いつも着せてあげる大学生の生徒さんは あのものすごい人が出る花火大会に行っても 着物も帯びも着崩れたことが一度もないそうです
母さん嬉しいです
18・帯の中心と背中の中心を合わせます。
19・羽を広げ 下ろして形を整えます。
出来上がり~
前はクロス
文庫結びは身長の低い人に良いといわれています。
少し高めにつけると足も長く見えますよ~
左 おばちゃんは裏を見せて
どっかいっちゃうの~
これは昨日のこと
今日はこのように結びました(ばあちゃん)
おばちゃんも登場~
おばちゃんは昨日と同じですが
今日のゆかたが狭くなっておはしょりが少ないぞ~
ドドンパ 2時間踊りっぱなし!
盆踊りってちゃんと踊るとハードなんですよ
明日はドドンパ最終日 どんな帯結びにしましょうかね~
今度は近いうちに浴衣の着付けをしましょう
そうそう 一人で結ぶときはこの前・後ろを逆にして お腹の前で羽を作ります。
帯が結びあがったら右回りに帯をまわして文庫を後ろに持っていきます。
簡単に結べる 器具を使った文庫もそのうち紹介しましょうね
春ちゃんは今夜も我が家に泊まります