華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

初日終了

2013年07月11日 19時49分19秒 | Weblog
夜勤明け。昨夜はコンスタントに忙しかった。
夜勤にしては少なめの8名担当。「やったー、いい夜かも♪」と思っていたらなんのことはない。
まず、女性陣が一晩中継続して「トイレ」と言ってナースコールを押す(なんであんなにトイレ近いのん!?)。
混乱の気がある人が意味もなくナースコールを押す(部屋にいったら“何もいらない”)。挙句の果てに夜中の2時に「家に帰る!」と言って点滴を引っこ抜き流血。そのまま歩き回ったから床が血だらけ。
認知症の患者さんが周囲に迷惑をかけるほどの大声で独り言。またあちらこちらが痛いと言い出し、念のために心電図を取ったり、当直のドクターを呼んだりしてバタバタ。
夜勤は書類処理がたくさんあるのだけど、それをこなした以外は5分として座っている暇がなかった。おかげで休憩も短め。しんどかった。おかげで12時間はあっという間に過ぎたけど、もっと楽なほうがいい。

今朝はD所用で9時半に約束があった。なので帰宅しても寝られず。帰宅したのは11時過ぎ。それからやっとベッドへ。目を閉じたらすぐに寝られる状態だったのに、なぜかネットサーフィンなんかしちゃって、結局眠りに落ちたのは1時前。それから夕方5時ごろまで寝ていた。
目覚めたらお腹が空いていて、Dに「ゴハン作ってー」とベッドから叫んだ。冷凍庫に下ごしらえが済んだチキンシュニッツルがあることを伝え、あとはオーブンに放り込んでおけばできる野菜ローストをリクエスト。夜勤がしんどいということを知っているDは逆らえず、渋々キッチンで料理開始。それから一時間。「一体どんだけかかってるねん!?」としびれを切らしてベッドから這い出たら「できたよー♪」。リクエスト通りのメニューが出来上がっていた。が、何かが違う。とてもおいしい。「何いれたの?」と聞いたらバターとにんにくを隠し味に使ったとのことで、その方法を得意気にとうとうと語ってくれた。Dもおだてたら木に登るタイプ。似たもの夫婦。
これから仕事なのににんにくたっぷりの料理を食べ、ポンポンのお腹を抱えたままソファに転がってただいまコーヒータイム。そろそろ着替えて仕事に行かないと。

連勤の間は十中八九同じ患者さんを担当する。なので今夜もおそらく同じエリア。程度の差はあれど認知症の患者さんを数名含むので少々気が重い。認知症の患者さんのお世話は、患者さんが望むことが脈絡のないことだったり、応えようのないことが多いので精神的に疲れるのが正直なところ。設備がそろうプロの現場にいても認知症患者さんのお世話は疲れるのだから、家庭でお世話をしている場合の家族の疲労は計り知れないなぁ。
ささ。
無駄に原稿を書き足してないで、さっさと着替えるとしよう。そういえば昨夜は寒かった。今夜はもっと冷えるらしい。厚着していかないと。
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