「拡大するナラ枯れ-被害の予測と防除方法-」と題した講演会が3月4日に関東森林管理局で開催されたので受講してきました。
一つ目の講演は「防除対策に役立つ被害発生予測マップ」で、次年度の危険度が高いのは何処かを予測するもので確度は高いそうです。下のマップは群馬の2011年の良そうです。(発生して欲しくないので、はずれる事を祈りますが・・・)
二つ目は「虫と木の性質を利用した新しい防除法」で、虫が集ってくるフェロモンを使って虫を誘き寄せて捕殺する方法です。虫と人間の知恵比べですね。
ナラ枯れを媒介する虫はカシノナガキクイムシという体長5mm程度の虫で、日本に昔から居たようです。それが爆発的に増えたのは人間と自然の関わり方にあるようです。
昔の雑木林は25年位で定期的に伐採・利用して、木が枯れれば直ぐに薪にして燃料にしていたのでカシノナガキクイムシがたくさん増えることは無かったのです。
ところが、最近は雑木を利用することが少なくなって大きくなりすぎ、枯れ木があっても処理をしないので、循環利用のサイクルが狂ってきてしまったのでしょうね!
完全に駆除することは不可能でしょうから、生息数を少なくするために、新しい雑木林の循環的利用サイクルを早急に作り上げる必要がありますね!
群馬県は、まだ入ったばかりです。皆で協力し合って防除していけば、まだ間に合うと思います。
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