仕事柄、読んでいる会誌に「山林」という月刊誌があります。発行元は「大日本山林会」という、明治15年に創立され歴代総裁には皇族を奉戴している由緒ある林業団体です。この会誌は一度も欠刊することなく、既に1500号を超えているのですから凄いことです。
じつは、私は、その会誌を読むのをけっこう楽しみにしているのです。理由は、毎回、群馬県上野村在住の哲学者・内山節さんが「山里紀行」と題した文章を投稿していて、それを読むのが待ち遠しいのです。この「山里紀行」も240回近くになっていますので20年以上続いていることになります。
その内山節さんは、また、たくさんの本を出しています。先日、新潮選書のコーナーを眺めていると何冊かの内山さんの本が並んでいたので面白そうな2冊を購入してしまいました。
今回はこの内の一冊、「里」という思想:1,100円(税別)の紹介です。発行は2005年とちょっと古いのですが、『信濃毎日新聞社』に「哲学の予感」と題して掲載されていたものを加筆して刊行されたものです。内容は、グローバリズムや西欧文明が必ずしも幸せをもたらさなかった、幸福を取り戻すヒントは地域の歴史として繋がってきた「里」にあるというものかな・・・
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