ヤマモミジ・イロハモミジ・オオモミジ(ムクロジ科(以前はカエデ科)カエデ属)の冬芽は非常によく似ていて冬芽と葉痕での判別が難しい種類です。(一枚目:ヤマモミジ、二枚目:イロハモミジ、三枚目:オオモミジ)
3種とも冬芽は対生で、枝先には三角形の仮頂芽が二個つき、側芽とほぼ同型となっています。冬芽はつやがあって2~4枚の芽鱗に包まれ、葉痕は三日月型で3個の維管束痕が見られます。
葉痕の上部には小さな鱗片や柔らかい毛があって冬芽を包む特徴があります。この鱗片や毛が少しずつ違うようですが、はっきりとした決め手になるのでしょうか・・・
ヤマモミジには黄白色の鱗片が有るものと無いものがあります。
イロハモミジは鱗片が無い場合が多く長い毛に包まれます。
オオモミジは黄白色のやや大きい鱗片があって内側に長い毛が有ります。
さてさて、写真で判別できるでしょうか・・・確かにオオモミジは鱗片が大きいですね!
(冬芽と葉痕111種類目)
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