9月30日に小諸市の「糠地郷蝶の里山」へアサギマダラの撮影に行った時に、園内の観察棟に植えられていたエノキにエノキハツノフシを見つけた!
この虫えい(虫こぶ)の形成主であるエノキカイガラキジラミは国内で十数県しか記録されていないはずなんだ・・・
長野県での記録はどうかなと第一人者の宮武先生にお尋ねしてみた! 宮武先生は群馬県での初記録時に学会誌に発表して戴いた方なんだ!
宮武先生からの回答は「ゴールの記録はありませんが、私は1966年7月に成虫を島々谷で1頭採集しています。他に長野県での記録はないと思いますので、小諸市でのゴールのデータを何かに発表していただけたら幸いです。」とのことであった。
要は、長野ではエノキカイガラキジラミの成虫は捕獲したが、虫えい(虫こぶ)の記録はたぶん無いと云う事で、補足写真を撮りに「蝶の里山」へ行ってきた。
昨日は、気温は昼頃でも17℃と低く、蝶が飛ぶ条件ではなかったけど幸いにも絶滅危惧Ⅱ類のミヤマシジミに行き会えた!
今回の目的のエノキは国蝶:オオムラサキの幼虫のために植えられた樹なのだ! (↓)この樹に居たオオムラサキの幼虫・・・
私にはオオムラサキの幼虫よりも大量に作られたエノキハツノフシの方が気になってしまって・・・(笑)
エノキハツノフシの特徴である葉裏の蝋質で白い貝殻状の蓋は成虫が脱出した後で黒く変色していた・・・
少し気になったのはエノキカイガラキジラミが年二世代で虫えい(虫こぶ)を形成するのは越冬世代(春~夏)だけで、夏~秋世代は形成しないということなんだ・・・
越冬世代の6月下旬ころまでに成虫が脱出した虫えい(虫こぶ)の名残が枯れもせず、このように9月下旬まで残っているのか? と云う事なんだ!
確か・・・以前、観察していた群馬のエノキハツノフシは成虫が脱出した後は消えてしまったような気がするんだけど・・・
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