先日の「樹木を冬姿で見分けよう」の時にムラサキシキブとの区別点を観察するために家から持って行ったコムラサキの果実を観察してみた・・・
コムラサキの花(果)序は葉腋から少し離れて出る・・・ムラサキシキブは葉腋から離れずに出る。
紫色の果実の中に2~4個の種子が入っている核果で、約2mmの扁平な倒卵形だった・・・
そして冬芽と葉痕も再度観察・・・
ムラサキシキブは紡錘形で裸芽なのに対してコムラサキは球形で鱗芽(芽鱗に包まれる)と言うのが大きな違いだね・・・
ムラサキシキブは頂芽が出来るけど、コムラサキは枝先が枯れてしまい頂芽は出来ないのも違いの一つかな!
葉痕は円形~半円形で維管束痕は一つで、主芽との間に側上芽(予備芽)が観察できる!
普通、コムラサキの冬芽は対生と言われているけれど、観察した枝は3輪生だった。
対生の時は上下隣の芽(葉)と重なり合わないように十字対生になるのだけど、3輪生の場合は90度でなく60度ずつずれていた。
光合成を効率よくできるように上手く並んでいるんだね・・・
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