しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

地域に残る3丁目の夕日

2012年05月02日 | Weblog
校区外の学校の施設見学で新たな発見があった。
60年以上も地域で暮らしていても自分の生活エリアは限られていた。
そんな感慨を覚えた。

先日の祝日、自分の住む学校区以外の中学校で学校開放の機会があった。
「統合問題」で2つの中学が対等合併、統合する。異なる学校区の保護者に
統合後使用することになる学校施設を見てもらいたい。として開放された施設だった。
新しい校舎だった。
完成後数年しか経過していない。エレバーターもあり、ランチルーム、トイレも自動式だ。ホテルの様な清潔感。ピッかピッカな素晴らしい校舎だった。
ここに統合使用することになると思えば異なる地域の保護者も安心するだろう。と思えた。

が、しかし、期待とは裏腹にこの日の見学者は「0」=ゼロだった。
保護者のことだが、主催者側の思惑とは異なる事態。
一歩離れると「3丁目の夕日」の光景があった。
海岸線に建てたれた施設。近所は昭和初期の懐かしい建物。「三丁目の夕日」で出てくる風景がそこには有った。袋小路。石段を登るしかない地域への小道。
レトロな看板、外装、車が入れない小路。自転車で通ってみた。
流石に石段を登ることはできなかったが、視界で見える石段伝いに竹の子の様に建っている小住宅群。
それは小高い山際に巣繕う岩燕の巣の様だ。
時代が止まった様相な建物群。自転車ですら行けない家並み。こんな地域があったなんて。新たな発見だった。
下町レトロ旅。写真に撮って今度紹介したい。

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