新潟市の自治協議会定例会で「水と土の芸術祭2012事業実施報告」があった。
平成24年7月14日から12月24日迄164日間の会期だった。
市内全域、特に信濃川下流域を中心とした会場だった。162件の応募、137件の市民プロジェクトが実施された。5つのシンポジュウム、32のパフォーマンス、みずつち学校は6箇所で開催。62団体の組織構成、市民サポーター協力者登録は5千人を超えた。開催効果として「経済波及効果」として前回芸術祭の12億から今回の19億と約7億円上回った。パブリシテイ効果は29億円と計算された。
有料施設・イベント来場者数は前回12万9千人、今回14万9千人だった。
屋外アート会場入場者数 39万人。
計上予算は2億7千万円だから6倍以上の成果があったという資料提示だった。
来場者アンケート集計結果は男性より女性客が多く、20代から40代迄で70%以上の構成。県外客の7割は関東圏。満足度は満足・ほぼ満足が78%に達していた。
自治協委員から2名辛らつな批評があった。芸術というが、自身の感覚に相容れない芸術が多かった。県外客に会場の案内ができないやりにくさを感じた。等だ。スタンプラリーの応募者が600件しかないのは有料入場者数15万人以上があった割りにはお粗末でないのか。
有料入場者として自治協委員の視察もあった。現地スタッフの熱意は十分伝わった。広大な会場で多くの有料・無料施設。自治体職員の動員数も尋常でなかった筈だ。
動員数から入場者数を引くと半減することがなかったことを祈りたい。手前味噌の集計結果を集めなかったことを祈りたい。
自治協委員は高齢者が多い。若手中心の入場者に合わせた市民プロジェクト。だったのだろう。批判者2名はどちらも75歳の高齢者だった。