尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入する中国巡視船の出現頻度が、昨年10月以降、目立って減少しているという。12日付けのワシントンポスト
電子版が報じているそうです。
尖閣諸島から12海里以内の海域で行われている中国船のパトロールの回数が、2013年の10月を境に大幅に減ったそうです。
それ以前は週4回ほどの頻度だったが、10月に入ると中国船が全く現れない期間が3週間以上続器、以降は2週間に1回程度に落ち着いているそうです。
このデータのみで中国の意図を決めつけることは危険であるが、当面は尖閣問題をこれ以上エスカレートさせたくないという、
中国側のサインではないかという見方が出ている。
「尖閣諸島が外国の力によって攻撃された場合、我が部隊は再奪取する用意がある」と発言した日本に駐留する
米海兵隊第3海兵遠征司令官のウイスラー中将の発言に反応した結果ではないのか。
ロシアも親ロシア派のウクライナ攻撃で窮地に立っている。事態をエスカレートさせると国際世論の反発が強まる。
「法による支配」「力による現状変更の禁止」「交渉による解決」を目指す安倍首相の態度が効果を上げてきている。
「抑止力の強化による平和維持活動」「現状を変えようとする勢力の動きに対応した議論の深化」
従来の政権が手をこまねいていた動きが出ている。最強の与党、最弱の野党勢力が生んだ環境の変化だ。
民主党が3代続けた外交の失敗に端を発している。安倍政権はこの機に改革を進めるだろう。
強い経済、強い安全保障、景気の上昇傾向が続く限り、与論も味方するだろう。