しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

菌ちゃんは流行語?

2016年12月06日 | Weblog
新潟市の小学4年生の男子児童が名前に「菌」をつけて呼ばれていると担当の40歳男性教諭に相談したところなんとその教諭にも「菌」呼ばわりされるという問題が発生した。担当は「菌の意味ではなく親しみを込めた発言だった」と釈明した。確かに「菌ちゃん野菜に熱い視線」ということで家庭の生ごみや雑草を土に混ぜ、微生物(菌ちゃん)の力で完全に発酵させた土で野菜を育てる「菌ちゃん野菜作り」が全国的な広がりを見せている。小生の卒業した小学校の施設での野菜作り研修会も「菌ちゃん野菜作り研修会」だった。NPO法人「大地といのちの会」理事長の吉田氏が提唱して14年。農薬、化学肥料を使わずに病害虫に強く、おいしい野菜ができる。その理由を研究勉強したいと全国の野菜作りの専門家に指導している運動が
広まっていた。「菌ちゃん野菜が元気なのは、微生物が分解した微量ミネラルがバランスよく土にふくまれているから」と吉田氏はいう。
「菌ちゃん野菜を育てる研修会はここ6年で200回を超えた」と市民団体、保育所が普及に当たって実態がある。
このことをもって適切に生徒に「菌が元気をくれる源」として理解し、生徒に意図を伝えていたらこのような問題とならなかったのではとも思う。
教育委員会がこの点を問題としなかったことに問題がある。福島から来た放射能被災者と「菌」はなんら関係がない。
確かに福島から避難してきたことを本人が深く意識していたことを配慮しなかった教師の不注意はあるが、この「菌ちゃん」という呼び方が必ずしも
ばい菌の意味でなく、「元気の源」として流行り言葉となっていた事にマスコミが触れなかったことが問題となっている。
どーも一方的な報道をするマスコミの調査不足が原因であることは多々ある。記者は書く前に「菌ちゃん」という言葉が今、世間でどのような
使われ方をしているか?勉強してほしい。教育委員会もその点に触れてほしい。不満の残る印象だけが残ったニュース事件でした。問題は流行語の意識が教育委員会にもなく、「保育園落ちた日本死ね!」に代表される過激な言葉がもてはやされる風潮にマスコミが気付いていないことだとも思う。

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