しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

支え合いの仕組みづくり会議

2016年12月07日 | Weblog
平成29年4月より始まる地域包括ケアシステム。協議体として支え合いのしくみづくり会議がスタートした。第1層の協議体の会議である。組織構成は住民組織(地域コミ協(、地区民児協、地区社協、地区社会福祉法人(介護事業所)、地域包括支援センター、地区中学校地域コーデイネーターが参加した。15名程で構成されている。事務局として区の健康福祉課、地域保健福祉センター、区社協から15名ほど、計30名ほどの会議だった。議題は第1層の事務局の推進員の選出と事務局設置場所であった。第1層は事務局が健康福祉課でコーデイネーターは地区社協から1名出ている。呼ばれた第2層の介護事業所の中から人材を選定いただきたいという話の流れであった。多様な事業主体と連携を図りながら、多様な日常生活上の生活支援を行う必要のある高齢者に対する医療・介護のサービスのみならず、支援体制の充実・強化及び高齢者の社会参加の推進を図る事務局とコーデイネーターを決めてほしい。ということだった。年間予算は300万円強である。人件費・物件費込である。予算は介護保険制度から(国から出る)人件費は行政の非常勤職員の基準に準拠している。事務局経費は旅費、交通費、通信費、事務局維持費を含み97万円であった。ざっくり言って200万円の年間人件費、100万円の事務局維持費でこの幅広く、多様な専門性のある第2層の事務局と事務局員の人材を決め、選んでほしい。という会議であった。推進員は能力がある人をこの条件で確保するには介護事業所でそれなりのスキルを有する人材に兼務を条件で依頼するしかない。そんな印象だった。施設長、事務長、センター長クラスの力量が無いとこなせない業務内容。あいも変わらず予算はきつい。それでも介護施設から前向きな意見が出た。驚きだった。社協、包括支援センターからはサポートしてもらう約束での条件付であった。さすがと思った。この業界は志の深い人材が揃っている。と思った。多くの異なる分野の課題・問題を聞き調整していく専門性の高いコーデイネーター、そして事務局。思い当たる人材が豊富に存在する業界。1コミ協の事務局担当者としては驚きの会議であった。わがコミ協にも派遣してもらえないか?年間予算は1万円である。ボランテイアの意識の高い業界には巷の想像できない志の高い人材がまだまだ存在するようだ。この会議で知りえた人材の宝庫への接点は会議参加者との面識であった。多くのヒントをいただけた。巷の経済活動の常識がこの業界では非常識となる。ボランテイアの奥の深さと専門性、志の高さ。すばらしい人材の集まる会議に参加できて幸せだった。

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