手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2019年7月)

2019年08月16日 | 会員の作品

< *印 新仮名遣い>

三谷和夫:わが街に学園築かむ夢持てど嘉納治五郎つひに成し得ず(新アララギ2019.7)

佐々木フミ子:残照のある限りはと立つみ墓昔と変はらぬチャペルの鐘の音(新アララギ2019.7) 

今野英山:ビルの間にすたれゆく商ひ残りたり一張羅のために裏地売る店(新アララギ2019.7)

高橋毬枝:遅遅とせる震災復興のていたらく今の総理らには余所事なるか(新アララギ2019.7)

麦島和子:*鶯を真似て口笛吹く翁疑う如く鶯も鳴く(新アララギ2019.7)

大倉康幸:*久しぶり暖かい日がやって来るビルに映った雲が眩しい(新アララギ2019.7)

相川盈子:*王室を称えることなく斬首せしコンコルド広場に夕闇せまる(新アララギ2019.7)

宮本通代:何につけ平成最後と言ひつのり民の気持ちを煽(あふ)げる仕組み(新アララギ2019.7)

葛岡昭男:*住み慣れし家は無けれどふるさとの山の緑はいつも優しき(新アララギ2019.7)

丸山さち子:*水が出てガスが来ている当然を有り難く思う八年前より(新アララギ2019.7)

戸田邦行:*今思う小さな小さな幸せを感じられが幸せなりと(新アララギ2019.7)



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