三谷和夫:我が家にかつてなかりけむ男の子の米寿我は白寿を目ざして生きむ(新アララギ2017.6)
佐々木フミ子:読み返すほどに身に沁む妬みとはおのが足りなさと詠まれし一首(新アララギ2017.6)
木村和子:吹きぬける風のつめたき弥生なり三日凌ぎて四温を待たむ(新アララギ2017.6)
千葉照子:父好みし鰯の吸ひ汁つくり呉る従兄は干潟の農家を継ぎて(歌会2017.6)
須田博:平成の年号縦ひ代わるとも平和保たむ何時の世迄も(歌会2017.6)
今野英山:フィナーレの「勝利の歌」はサンバのリズム思ひそれぞれ手は掻合(カチャーシー)(新アララギ2017.6)
高橋毬枝:命終はいつ来てもよいと思ひつつ健康のためのストレッチに励む(新アララギ2017.6)
山崎日出男:ふるさとに父母のみ墓を独り訪ふ父母越えし齢を過ぎて(歌会2017.6)
麦島和子:*微かなる嬰児(えいじ)の笑みのもたらせる家族にふっくらとせしもの戻る(新アララギ2017.6)
岸野トモヱ:*歌舞伎座のチケット二枚とメール有り五十二年目友との再会(歌会2017.6)
大倉康幸:*気がつけばトマトばかりを食べているそういう暮らしにいつしか慣れて(新アララギ2017.6)
相川盈子:*セビージャの山を越えれば地中海はるかモロッコの山を見わたす(新アララギ2017.6)
宮本通代:遺されし仕事を一つ成し終へぬ「よくぞやつた」とほめ言葉欲し(新アララギ2017.6)
葛岡昭男:*福島の友の畑の荒れ果ててブタクサ群れて原発見えず(新アララギ2017.6)
渡辺澄子:*子規の膝延ばせぬ故に切り込みをつけし机上に今日も野の花(歌会2017.6)
石川芳江:*人ごみの中に君見え待ち切れず白きパラソル我は掲ぐる(歌会2017.6)
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