手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2020年7月)

2020年09月14日 | 会員の作品
三谷和夫:別荘跡に黒々高き銅像の風強き中静かに建ちぬ 嘉納治五郎邸跡(新アララギ2020.7)
佐々木フミ子:捨てられず溜り溜まりし端布あり幾十年経てマスクとなりぬ(新アララギ2020.7) 
今野英山:沈黙の白きマスクは群れをなし駅より湧きいで街に散りゆく(新アララギ2020.7)
高橋毬枝:緊迫の医療破壊に対処せよ小(ち)さきマスクの安倍もたつくな(新アララギ2020.7)
麦島和子:*手に入らぬマスク作るに晒を使い不得手なれども針を持ちたり(新アララギ2020.7)
大倉康幸:*ウイルスが流行っていても春は来る花を見ながら里山歩く(新アララギ2020.7)
相川盈子:*お日さまの光を浴びてレタス摘む外出自粛し畑に立つわれ(新アララギ2020.7)
宮本通代:ここはまさに八坂の社牛頭天王にコロナの収束祈る(新アララギ2020.7)
葛岡昭男:*梟が椎の洞にて啼く夜を光あたたかく月は照らせり(新アララギ2020.7) 
丸山さち子:*大き月静まり返りし厳戒の街の家家を包みて照らす(新アララギ2020.7)
戸田邦行:*本性を露わに動く愚かなる人らを憎みメディアを憎む(新アララギ2020.7)

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