手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2024年3月)

2024年03月25日 | 会員の作品
*新仮名遣い

千葉照子:水仙を活けたる籠の立体感編み目緻密に漱石描く 「新小説 臨時号 文豪夏目漱石」春陽堂 大正六年一月 表紙画(歌会2024.3) 
今野英山:山男山女たちの落書帳「詩人になりたい」「この地で死にたい」(新アララギ2024.3)
高橋毬枝:医師の断「手術は回避しておきませう」これぞ仁術我が意を得たり(新アララギ2024.3)
麦島和子:早起きする義姉のつくりし栗おこわもちもちほくほく「おかわり」二杯(新アララギ2024.3)
岸野トモヱ:*鉛筆と紙の時代にもどりたし光る画面にうんざりの吾(歌会2024.3)
大倉康幸:*忘れたというのは便利な魔の言葉歳を取るほど使いたくなる(新アララギ2024.3)
宮本通代:水郡線に乗りて紅葉を楽しまむ新聞片手に夫偲びつつ(新アララギ2024.3)
鈴木英一:小学生の興味を広ぐる時期なのに受験勉強本も読まずに(歌会2024.3)
東寿美枝:人間に寛容だつたかの時代フーテンの寅さん無垢なる世界(新アララギ2024.3)
今野礼子:*幼子を背負いて歌会に来しという長く学びし先達の君(新アララギ2024.3)
桂 崇人:*「言霊」を苦しい時には思い出し希望の言葉で人生を語ろう(歌会2024.3)
安達和治:*寒牡丹に強く生きよと励まされお御足触れて祈る観世音  奈良 長谷寺(歌会2024.3)
高木千春:暗く長いトンネル抜けて手に入れた頼りない自由明日はどこ行く (歌会2024.3)

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