手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2021年12月)

2022年01月17日 | 会員の作品
三谷和夫:メール歌会に出る事もなく家にこもり今は命を大切に思ふ(新アララギ2021.12)
佐々木フミ子:地球の未来など考へて何になる夫に今宵は旨きもの作らむ(新アララギ2021.12)
千葉照子:奇異なるは幽体離脱か役所にて印衝く現か魂彷徨ふ  森鷗外『不思議な鏡』(歌会2021.12)
今野英山:山鳩のでぽーでぽーと声さみし来るはずもなき相手を恋ふるか(新アララギ2021.12)
高橋毬枝:ジェンダーフリーの騒ぎに駆られる女性たち口先政治に乗ることなかれ(新アララギ2021.12)
麦島和子:*夕暮れの稲田広がる野の道にマスク外して深く息する(新アララギ2021.12)
岸野トモヱ:*月蝕がバナナみたいと子が言うとメールにあれば吾感動す(歌会2021.12)
大倉康幸:*社会から縛られないで行きたいと思い感じる世の生きづらさ(新アララギ2021.12)
相川盈子:*手に障害負いても畑に立つ夫はパラリンピック気を入れて見る(新アララギ2021.12)
宮本通代:現職の首相の辞意表明に株価上りし経済の不思議(新アララギ2021.12)
丸山幸子:だれひとり子らの通らぬ通学路コスモス揺れる九月の朝(新アララギ2021.12
鈴木英一:外苑に異様に大きスタジアム周りの枯木にメジロの遊ぶ(歌会2021.12)
東寿美枝:甲子園の空に歓声轟きてベンチで終わる十八の夏(歌会2021.12)
今野礼子:チンチンと鳴りて都電は走り出すその都度見上げる三歳笑みて(歌会2021.12)

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