手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2023年9月)

2023年09月16日 | 会員の作品
佐々木フミ子:空色の水玉模様の服を着むけふ八十二歳の我が誕生日(新アララギ2023.9)
千葉照子:臨終の芭蕉を囲む弟子たちよ安堵を互ひに気取られまいぞ  芥川龍之介『枯野抄』(歌会2023.9) 
今野英山:AIはどこまで分かるか歴史から人は決して学ばぬ事実を(新アララギ2023.9)
高橋毬枝:安眠にと子より届きしアイマスクスマホ依存の吾を汲みしか(新アララギ2023.9)
麦島和子:「うさぎや」のドラ焼き好きを友は知り落ち込む吾に届けくれたり(新アララギ2023.9)
岸野トモヱ:*話す人いない孤老はロボットと会話する世のついにきたりぬ(歌会2023.9)
大倉康幸:*雨の後土は豊かに黒く光り新しい庭徐々に落ち着く(新アララギ2023.9)
相川盈子:*畑にて日に焼けし手に五箇月の空(そ)楽(ら)と絵本を持ちて読みやる(新アララギ2023.9)
宮本通代:中一の背に負ふカバンの大きさよふらつきつつも自転車の行く(新アララギ2023.9)
鈴木英一:高校の親友逝きしの知らせありLINEの中に弔文あふる(歌会2023.9)
東寿美枝:太刀と弓兜の節句子から孫へ戦ひなき世を引き継ぎてゆく(新アララギ2023.9)
今野礼子:*「一丁上がり」吾嫁ぐ日に言いしとぞそんな母なり妹と笑う(新アララギ2023.9)
桂 崇人:*開花の時期人それぞれに違うから気功の道をゆっくり歩もう(歌会2023.9)
安達和治:*陶器市友の器の売れ行きに我が悔しさを笑みて胡麻化す 穂高回想(歌会2023.9)

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