ごますり猫
ものの芽に触れをり指も芽吹かむと 林翔
ものの芽を風雨は育て且つ傷め 阿波野青畝
ものの芽のほぐるる先の光りをり 深見けん二
ものの芽にはじまる山の光かな 小林千史
薄氷をさらさらと風走るかな 草間時彦
田の面やや傾いてをり薄氷 有働 亨
薄氷の吹かれて端の重なれる 深見けん二
薄氷にかぶさる波のひろごりぬ 日原傳
昨日は今年に入って初めての吟行句会、植物園集合でその場でお題が出された。
2月3日は立春、節分、当然のようにお題にヤマをかけて12句ほど用意したが
学生時代からどんだヤマをかける癖は治っておらず。ほとんど即吟・・・
写生句が好きなくせに写生句が苦手。これは私ばかりではないだろうけど。
お題は「ものの芽」「薄氷」なんて難しい。
しかし私達の句会はさすがであった。もちろん私を除いてであるが・・・
薄氷に風の名残りのありにけり なぎさ
ものの芽やひと駅だけの小さき旅 あのさ
洗車する水のきらめき春近し ほいさ
立春や鬼の栖の如何計り あづさ
立春や雲ひとひらの照り翳り さばさ
ものの芽に力込めたる日差しかな
うすら氷の面に小橋の影ゆるぶ ころころ
ものの芽に触れをり指も芽吹かむと 林翔
ものの芽を風雨は育て且つ傷め 阿波野青畝
ものの芽のほぐるる先の光りをり 深見けん二
ものの芽にはじまる山の光かな 小林千史
薄氷をさらさらと風走るかな 草間時彦
田の面やや傾いてをり薄氷 有働 亨
薄氷の吹かれて端の重なれる 深見けん二
薄氷にかぶさる波のひろごりぬ 日原傳
昨日は今年に入って初めての吟行句会、植物園集合でその場でお題が出された。
2月3日は立春、節分、当然のようにお題にヤマをかけて12句ほど用意したが
学生時代からどんだヤマをかける癖は治っておらず。ほとんど即吟・・・
写生句が好きなくせに写生句が苦手。これは私ばかりではないだろうけど。
お題は「ものの芽」「薄氷」なんて難しい。
しかし私達の句会はさすがであった。もちろん私を除いてであるが・・・
薄氷に風の名残りのありにけり なぎさ
ものの芽やひと駅だけの小さき旅 あのさ
洗車する水のきらめき春近し ほいさ
立春や鬼の栖の如何計り あづさ
立春や雲ひとひらの照り翳り さばさ
ものの芽に力込めたる日差しかな
うすら氷の面に小橋の影ゆるぶ ころころ