12月 4日

2024-12-04 06:29:02 | Weblog

                           侘助・侘助椿

 

 

             一般的には侘助は椿のうち花弁の数が少ない小型の花を付けて、あまり平開しない種類を言います

             侘助の名の由来は諸説ありますが江戸時代の茶人・千利休の下男(使用人)の庭男の名前「侘助」

             にちなむという説。彼はこの花を丹精こめて育てていた庭師で、千利休はこの花を茶室に飾って

             愛でたと言われています。

 

 

 

                     

 

 

 

          侘助や妻着て一日富士眺む         栗田やすし

 

          青竹に侘助一枝禅の寺           村瀬さち子

 

          侘助や表札いまも夫の名          梅田 葵

 

          侘助やひび割れ深き楽茶碗         足立サキ子

 

          侘助の落ち重なれり休め窯         豊田紀久子

 

          侘助や古民家茶屋に刃痕          ころころ

 

 

                

 

 

 

          佗助を挿すとて据ゑぬ蕪徳利        水原秋桜子

         

          侘助に風立つゆふべもの食べに       鍵和田釉子

 

          佗助をもたらし活けて通ひ妻        石田波郷

 

          すぐくらくなる佗助の日暮かな       草間時彦

 

          侘助や褪せし葉書の男文字         谷口桂子

 

          佗助や障子の内の話し声          高濱虚子

 

 

 

                     

 

 

 

                     サイトから一部資料・写真お借りしています   

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