神木は老木巨木風花す ころころ
2月の兼題句会も終りまた多くの収穫があったように思う。
何年も俳句をやっていても連衆の選にはいつも一喜一憂は
あるもので、それは何点入ったかではなく毎回テーマをもっての
句作がはたして届くだろうか?という事にです。
まえに坪内稔典さんの講演の中に、好評であっても残らない句。
不評であっても残る句についてがあった。
例えば一年間に500句詠んでも、いざ句集のためにとして何句
自選できるだろうか?何句自分らしい句が詠めただろうか?
自信が無い上に句会で不評となれば、それを押し切ってまでの
自選が出来ないのが普通だろう。私もしかり。
池の辺の影ともならず冬の草
掲句二句、正直にいって最終的には差し替えようかとも考え
たのです。ある意味、ころころらしい句でそれが逆に不安だった
から・・・・
どの岩も仏顔なる吹溜り
春寒や両手につつむ薄茶碗
わけありと思ふ真冬のサングラス
その他の今回の拙句