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6月16日

2008-06-16 18:01:56 | Weblog

     平泉 義経堂より北上川を望む

 

夕顔や方丈記にも地震のこと      阿波野青畝

 

昨年秋に鍛錬会として訪れた、岩手県を中心とする大地震が有りました

まだ行方不明の方も多くおられるようです、無事に早く発見されることを

心から祈るばかりです。

親戚や友人が被災された地域の方は本当に心配ですね

お見舞い申し上げます。

父方の故郷、秋田県湯沢市稲庭は震源地の栗駒山を挟んで反対側、

昨夕叔母と連絡がとれました。TVでは震源地に向かって29センチずれたと

報じていましたが確かに大きな揺れで驚いたがが岩盤の上にあるので

大した被害が出なかったと言っていました。もうひとりの叔母の家はそこより

まだ30キロも離れているのに工場の製品が落ちて被害が出たそうです

叔母曰く、岩盤の上は地震の揺れには強いけれど、雷は空と岩盤が共鳴して

地響きがして本当に怖い。都会で感じるものとは大きく違うようです

 

3年前にも出雲崎の鍛錬会のあと中越地震があり、連衆と巡った柏崎市内

出雲崎、青海川の駅など等に甚大な被害と被災者を出しました

地震国日本とはいえ被災者や亡くなられた方々がいる限り軽口を言えません

同様、俳句人は特に災害に対して真剣に向き合わなければ詠むことを

憚るような気がします。

 

生きて会ふ地震一年の臘梅に     五十嵐 櫻

 

息白しはげしき地震に膝つきて     岡本まち子

 

地震つづく栗駒山の虫の闇        仙田洋子

 


 

コメント (2)
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