10月12日

2008-10-12 01:26:58 | Weblog

          ( むべ・郁子の実 )

 

送り出て月下の郁子をとりくれて      加賀谷凡秋

 

郁子垣をはなはだ低く秋の宿        富安風生

 

郁子一つ芭蕉生家の文机に         宮下翠舟

 

宗匠は軽みに倦みて郁子熟るる       守谷茂泰

 

     今日10月12日(新暦)は芭蕉忌(1694・11月28日)

  芭蕉忌・時雨忌・翁忌・桃青忌・と呼ぶようです

 

芭蕉忌や己が脚噛む寒鴉         沢木欣一

 

時雨忌や林に入れば旅ごころ       石田波郷

 

御堂筋その一筋を翁忌へ          阿波野青畝

 

桃青忌夜を人の香のうすれけり       飯田蛇笏

 

同じ芭蕉忌の句、それぞれ違った趣で詠まれています

今夜はその違いをじっくりと鑑賞し、その詠み違いを学んで

ころころなりの芭蕉忌を過ごしたいと思っています。

 

今日は父の四十九日,納骨を済ませました。皆さんのお気遣い有難うございました



    





コメント (2)
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