( ゆすら梅 )
ゆすら梅まばらに咲いてやさしけれ 国松松葉女
ゆすら梅落ちるにまかせ老二人 矢田 勝代
鳥が眉逆立てて食ふゆすら梅 櫛原希伊子
梅というよりはさくらんぼのような実がなります。
昨日は眼科の帰りに少し遠出して、六義園の枝垂れ桜を見てきました。
高校時代から通学路に在って、入場にこれほど人が並んでいる光景を
見たことが有りませんでした。約300mほどの列です。
俳句を詠むようになってから植物にも興味が湧き、今ごろはどこに
何が咲いているだろう・・などと楽しめることも俳句のお陰でしょう
何方も木々草花の句は難しいと言います
実際ころころも苦手です。 句帖を手にして歩いても自然にある美しさを
十七音にしかも詩にすることは難題でしょう
ただ、例え詠めなくても、その瞬間瞬間のイメージを強く意識する訓練に
なっていると思っています。
このゆすら梅は毎年枝垂れ桜が咲く頃に六義園の奥手の間道に咲きます