( 土筆・つくしんぼ・つくづくし )
友人の掲示板に触発されて今日は土筆。
まゝ事の飯もおさいも土筆かな 星野立子
わが机妻が占めをり土筆むく 富安風生
つくづくし筆一本の遅筆の父 中村草田男
土筆野や子取ろの唄はすたれしか 菅原鬨也
独り言
昨夜は,蓼さんの掲示板で連作のことを少し書いたら、参加者の連作が始まってしまった。
その数100余句,見事に土筆が並んだ。また余計なことをしてしまったか。
ウィキペディアによれば、「一人の作者が特定の題材に基づいて複数の作品を作り、全体としてもある程度まとまった作品とすること」 となっている。
参加された方々の頭や心には,幼い頃に遊んだ原っぱや土筆を摘んでいる母やふるさとの景色
を思い出されたことに違いない。ここに作者の原風景があり体に染み付いた写生があるはず。
初学に田中先生に手ほどきをうけた、上達の教えの一つを伝えられて良かった。
参加された方々、お疲れさまでした。 蓼さん貴重な掲示板の時間をありがとうございました。
因みに、ころころの掲載句は3句。 全部で15句詠んだけれど、方々の投稿集中で載せられ
ませんでした。
土筆摘夢の中までつづきをり ころころ