10月 2日

2012-10-01 23:40:14 | Weblog
             ( 現の証拠 季=夏 )


散歩コースの植物園に今、紅白の現の証拠が多く咲いています 夏の季語です
現の証拠の名の由来はこれを煎じて飲めば医者要らず、
下痢止め、便秘の解消、利尿、腹痛解消、胃腸病、風邪予防の薬効があるという
効き目が現の証拠だというところから来ているとされています



げんのしようこのおのれひそかな花と咲く      種田山頭火


陣場野は現の証拠の花浄土              栗田せつ子


通り雨ありたる現の証拠かな              右城暮石


現の証拠の花と呼ばれてももいろに          辻桃子


比良に雲げんのしようこは白なりき          吉岡三枝子








    伊吹嶺HP http://www.ibukinet.jp  
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10月 1日

2012-10-01 00:42:02 | Weblog
                ( 盗人萩・山萩 )


花の小さなくびれが盗人の足跡に似ていると言うことから付けられた名前だと言う事
ですが,可憐な小さな花には少し可哀相な気がします



盗人萩夕日に濡れて華やげる          古賀まり子


隠れ逢ふごとし盗人萩の宿            山田弘子


曲りゐる盗人萩の花の先             京極杞陽


落城の跡に茫々盗人萩              深野カツイ


首あらふ盗人萩のこぼるるよ           宮坂静生





山萩
秋の七草でいう萩はこの花の事


山萩の一枝を弾ねし猿かな             鈴木鷹夫


山萩の撓みに細る塩の道              村上光子


山萩の一夜もありし放浪記             片山辰水




    伊吹嶺HP http://www.ibukinet.jp  
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