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10月 29日

2012-10-28 22:11:04 | Weblog
             ( 茶の花 )



日を恋ふるこれからか茶の花を挿し         細見綾子


願成就院まで茶の花の匂ふ道            下里美恵子


茶の花にほのとゆくての夕がすみ           飯田龍太

 
茶の花のころがつてをる甃               富安風生


紬織る里は茶の花ごもりかな              古賀まり子







伊吹嶺の俳句 (ムーさんの俳句歳時記から転載させて頂いています)
http://m6towers.kuronowish.com/saijiki/saijiki_top.html



茶の花や絵馬剥落の舞楽殿              近藤文子


茶の花が咲けり芭蕉の故郷塚             小島千鶴


茶の花の咲きつぐ垣や尼の寺             廣島幸子



    伊吹嶺HP http://www.ibukinet.jp     
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10月 28日

2012-10-28 01:35:52 | Weblog
         ( 稲架・稲棒<ぼつち>稲掛・田母木・はさ )


稲架襖裾の越後の子守唄          細見綾子



綾子先生のこの句に惹かれ9月の或る日思い立って日帰りの一人旅をしてきました
新幹線、信越本線を乗り継いで柏崎へ、越後線は柏崎から新潟まで全線単線の列車です
柏崎の乗り口は0番線ホームから、初めて0番線ホームも体験しました
新潟までの約85キロ日本海側を走っています
新潟に向って車窓左はずっと日本海、右は稲架襖が幾重にも、晩生の稲穂の波と日本海の波と
挟まれ句作の意欲の湧く景色でした


黄金の風の生まれる稲架襖            伍賀稚子


海光のあまねき稲架を組み進む         水原 春郎


出で立ちは郷士のさまに群稲棒(むれぼっち)  高澤良一





棒稲架


棒稲架の今年の数となりにけり        細川加賀


群稲棒一揆のごとく雨に佇つ         角川源義


棒稲架の影つきささる開墾田         植田 桂子



        伊吹嶺HP http://www.ibukinet.jp     
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