( 冬至・冬至湯・柚子湯・冬至南瓜・一陽来復 )
子は遠し妻と二人の冬至粥 栗田やすし
蔵の窓冬至南瓜は顔のごと 細見綾子
かち割りて冬至南瓜の鬱金かな 小林京子
窓すこし開けて柚子湯の湯気逃がす 片山由美子
深川や紺屋干場の冬至雲 宮坂静生
柚子湯して厨に残す柚子ひとつ 明比ゆき子
藁にまだ青さの残る冬至空 福田甲子雄
句を詠んで笑はむための冬至粥 石原八束
子の臀を掌に受け沈む冬至の湯 田川飛旅子
病む膝に柚子を寄せたり冬至風呂 石原進子
柚子湯沁む無数の傷のあるごとく 岡本眸
子は遠し妻と二人の冬至粥 栗田やすし
蔵の窓冬至南瓜は顔のごと 細見綾子
かち割りて冬至南瓜の鬱金かな 小林京子
窓すこし開けて柚子湯の湯気逃がす 片山由美子
深川や紺屋干場の冬至雲 宮坂静生
柚子湯して厨に残す柚子ひとつ 明比ゆき子
藁にまだ青さの残る冬至空 福田甲子雄
句を詠んで笑はむための冬至粥 石原八束
子の臀を掌に受け沈む冬至の湯 田川飛旅子
病む膝に柚子を寄せたり冬至風呂 石原進子
柚子湯沁む無数の傷のあるごとく 岡本眸