12月 22日

2013-12-21 18:55:29 | Weblog
           ( 冬至・冬至湯・柚子湯・冬至南瓜・一陽来復 )



子は遠し妻と二人の冬至粥         栗田やすし


蔵の窓冬至南瓜は顔のごと         細見綾子


かち割りて冬至南瓜の鬱金かな        小林京子


窓すこし開けて柚子湯の湯気逃がす     片山由美子


深川や紺屋干場の冬至雲           宮坂静生


柚子湯して厨に残す柚子ひとつ        明比ゆき子


藁にまだ青さの残る冬至空           福田甲子雄


句を詠んで笑はむための冬至粥        石原八束


子の臀を掌に受け沈む冬至の湯        田川飛旅子


病む膝に柚子を寄せたり冬至風呂       石原進子


柚子湯沁む無数の傷のあるごとく        岡本眸








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