( 実南天・南天の実 )
船倉の壁に影濃き実南天 栗田やすし
南天の実に惨たりし日を憶ふ 沢木欣一
ふるさとに南天の実と石路の花 細見綾子
実南天鴎外旧居北向きに 松崎鉄之介
実南天町家に残る屋敷神 日野圭子
艶やかや馬籠峠の実南天 角田勝代
実南天蔵に出入りの藁草履 栗田せつ子
酢の倉の庭に鳥居や実南天 幸村志保美
表札の墨褪せてをり実南天 山 たけし
四間道の低き軒端に実南天 伊藤登美江
実南天綾子生家に蔵二つ 熊谷タマ
とやかくの家相を払ふ実南天 能村登四郎
存命の父母を軽んず実南天 正木ゆう子
実南天十二神将眉あげて 野澤節子
船倉の壁に影濃き実南天 栗田やすし
南天の実に惨たりし日を憶ふ 沢木欣一
ふるさとに南天の実と石路の花 細見綾子
実南天鴎外旧居北向きに 松崎鉄之介
実南天町家に残る屋敷神 日野圭子
艶やかや馬籠峠の実南天 角田勝代
実南天蔵に出入りの藁草履 栗田せつ子
酢の倉の庭に鳥居や実南天 幸村志保美
表札の墨褪せてをり実南天 山 たけし
四間道の低き軒端に実南天 伊藤登美江
実南天綾子生家に蔵二つ 熊谷タマ
とやかくの家相を払ふ実南天 能村登四郎
存命の父母を軽んず実南天 正木ゆう子
実南天十二神将眉あげて 野澤節子