( 人日の節句・七草粥・七種・七日 )
七草粥に能登塩田の塩ちらす 細見綾子
人日の厨に暗き独言 角川源義
七日はや煤によごれし軒雀 志摩芳次郎
人日のあとの青空瓦葺く 梅田葵
漉舟の底に陽がさす七日かな 栗田せつ子
湯気吹けば菜の青々と七日粥 吉田明美
人日や香たてて売る京扇子 若山智子
臥す母に七草粥を温めをり 菊池佳子
人日や鳥獣戯画を見て飽かず 平松公代
苞とけば七草の菜の青ひらく 能村登四郎
七草や雨にくろずむ松ぼくり 小川軽舟
人日の手の平に汲む神の水 川島維春

春の七草
芹(せり)薺(なずな)御形(ごぎょう=ははこぐさ)繁縷(はこべら=はこべ)
仏の座(ほとけのざ=たらびこ)菘(すずな=かぶ) 蘿蔔(すずしろ=だいこん)
母の膝のぬくさ今なほ七草爪 長谷川かな女
七種爪爪は老なき茜いろ 能村登四郎
七草爪
1月7日、春の七草の菜をゆでた湯に手を入れ、爪を柔らかくしてから切ることで、
その年 一年の無病息災を祈るという風習。邪気を払うと信じられている
七草粥に能登塩田の塩ちらす 細見綾子
人日の厨に暗き独言 角川源義
七日はや煤によごれし軒雀 志摩芳次郎
人日のあとの青空瓦葺く 梅田葵
漉舟の底に陽がさす七日かな 栗田せつ子
湯気吹けば菜の青々と七日粥 吉田明美
人日や香たてて売る京扇子 若山智子
臥す母に七草粥を温めをり 菊池佳子
人日や鳥獣戯画を見て飽かず 平松公代
苞とけば七草の菜の青ひらく 能村登四郎
七草や雨にくろずむ松ぼくり 小川軽舟
人日の手の平に汲む神の水 川島維春

春の七草
芹(せり)薺(なずな)御形(ごぎょう=ははこぐさ)繁縷(はこべら=はこべ)
仏の座(ほとけのざ=たらびこ)菘(すずな=かぶ) 蘿蔔(すずしろ=だいこん)
母の膝のぬくさ今なほ七草爪 長谷川かな女
七種爪爪は老なき茜いろ 能村登四郎

1月7日、春の七草の菜をゆでた湯に手を入れ、爪を柔らかくしてから切ることで、
その年 一年の無病息災を祈るという風習。邪気を払うと信じられている