八十八夜
八十八夜は二十四節気では穀雨
「立春から数えて88日目」のこと
大原や八十八夜の畝揃ふ 梅田 葵
生糸繰る八十八夜の風入れて 栗田せつ子
芋すだれ洗ふ八十八夜かな 渡辺慢房
雨あがる八十八夜の月赤し 岡島溢愛
茶袋に重し八十八夜の茶 夏目悦江
茶摘・一番茶・茶山・茶摘笠・茶畑・茶摘女
茶摘みせし絣もんぺの膝つきて 細見綾子
二番茶を摘む聖堂の裏の畑 栗田やすし
茶摘女のふはり姉さん被りして 若山智子
茶の芽摘むほどよき距離に老夫婦 鈴木みすず
茶摘機の音がひびけり耶蘇の墓 福田邦子
貝塚の日向に干せり茶摘籠 内田陽子
栞とす一芯二葉の一番茶 平松公代
茶摘女の笠浮き沈む山の畑 井沢陽子
尾根近き畝より摘めり一番茶 磯田なつえ
八十八夜は二十四節気では穀雨
「立春から数えて88日目」のこと
大原や八十八夜の畝揃ふ 梅田 葵
生糸繰る八十八夜の風入れて 栗田せつ子
芋すだれ洗ふ八十八夜かな 渡辺慢房
雨あがる八十八夜の月赤し 岡島溢愛
茶袋に重し八十八夜の茶 夏目悦江
茶摘・一番茶・茶山・茶摘笠・茶畑・茶摘女
茶摘みせし絣もんぺの膝つきて 細見綾子
二番茶を摘む聖堂の裏の畑 栗田やすし
茶摘女のふはり姉さん被りして 若山智子
茶の芽摘むほどよき距離に老夫婦 鈴木みすず
茶摘機の音がひびけり耶蘇の墓 福田邦子
貝塚の日向に干せり茶摘籠 内田陽子
栞とす一芯二葉の一番茶 平松公代
茶摘女の笠浮き沈む山の畑 井沢陽子
尾根近き畝より摘めり一番茶 磯田なつえ