7月 12日

2021-07-12 07:30:07 | Weblog
                        夏蝶・揚羽・しじみ蝶 

          蝶々は一年中見られます、夏蝶といって特別種類が有るわけでなく
          蝶が成虫になる季節に応じて、「春型」「夏型」「秋型」などと呼ばれています



     黒揚羽廃墟の城の水汲み場            細見綾子


     緑蔭の大地嘗め嘗めしじみ蝶           沢木欣一


     揚羽来る尚円王の玉御殿             栗田やすし


     夏蝶来伊勢の家並の古格子            矢野孝子


     雲走る三角点に夏の蝶              国枝洋子


     夏の蝶清掃すみし連隊碑             中村修一郎


     影見えて影より大き黒揚羽            梅田 葵


     夏蝶の離れては来る矢立句碑           武藤光晴


     落日の妙義山背に黒揚羽             奥山ひろ子


     夏の蝶尼僧の墓に翅休む             太田滋子


     揚羽蝶舞ふ野ざらしの化石林           加藤ゆうや


     朝稽古果てし土俵に夏の蝶            奥山ひろみ



          



     山の子に翅きしきしと夏の蝶           秋元不死男


     おのれより巨き影つれ揚羽蝶           福永耕二


     生るるより烏揚羽の神楽舞ひ           吉田鴻司


     岩伝ふ鎖に休む夏の蝶              有賀玲子


     蜜を吸ふ紋鮮やかに黒あげは           右高芳江


     夕映えの田水を飲めり夏の蝶           水野時子


     夏蝶や水郷の橋みな低し             渡辺初雄



          

          ご自分と大切なご家族を守るために三密を忘れなく
        密閉、密集、密接を避けましょう手洗い、うがい、マスクの着用 を日常に
        もう少しの我慢です
コメント (4)
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