7月 2日

2021-07-02 06:37:27 | Weblog
                        半夏生(夏至から11日目)・半夏・半夏雨

          七十二候の一つ『半夏生(はんげじょうず)』です。
          半夏とは烏柄杓(からすびしゃく)という植物の別名で、この毒草が生ずる季節という意味です。
          また、田植えの目安とされ、この頃までには田植えを終えるべきとされていました。 
          この日に降る雨を半夏雨(はんげあめ)と言い、この雨が降ると大雨が続くと信じられていました。
          まだ梅雨の雨が激しく降っている地方も有るようですどうぞお気をつけて下さい
          (写真は烏柄杓)



     街の音地を這ひて来る半夏生           沢木欣一


     漱石の座禅の寺や半夏雨             栗田やすし


     隧道に苔の匂ひや半夏雨             国枝隆生


     金槌で砕く黒糖半夏生              関根切子


     半夏雨上総暮しに慣れし庭            武藤光晴


     味噌樽にたまり滲み出す半夏生          倉田信子


     門前に智恵の餅売る半夏かな           小長哲郎


     丸薬の臭ひの強し半夏雨             山 たけし


     能楽堂松に降り込む半夏雨            石川紀子


     医者嫌ひ通して傘寿半夏生            鈴木みや子


     咽赤く鴉鳴きをり半夏生             利行小波


     半夏雨芥漂ふ渡船跡               日野圭子



          

          半夏生、半化粧 ( ドクダミ科の多年性落葉草本植物 )


     若狭路の仏を恋へば半夏雨            角川春樹


     塩入れて湯の立ち上がる半夏生          正木ゆう子


     先を読むことの空しさ半夏雨           佐藤鬼房


     塩嘗めて窯焚きつづく半夏生           上野さち子


     医通ひの片ふところ手半夏雨           大野林火


     何噛みて舌頭にがし半夏生            能村登四郎


     バッグ一つ提げて入院半夏雨           鈴木真砂女



          

           ご自分と大切なご家族を守るために三密を忘れなく
        密閉、密集、密接を避けましょう手洗い、うがい、マスクの着用 を日常に
        もう少しの我慢です
コメント (2)
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