12月 14日

2022-12-14 06:35:58 | Weblog
                              山眠る


          中国の「臥遊録」の「冬山惨淡として眠るが如し」から》冬の山の静まり返ったようす
          秋は「山粧ふ」、春は「山笑ふ」と、擬人法の典型のような季語であり、夏は「山滴る」でですが、
          これは季語としないという意見もあって、歳時記によっては掲載の無いものも有るようです



          うつすらと裾見せて富士眠りをり      栗田やすし


          ふところに火止めの窯や山眠る       矢野孝子


          山眠る火気厳禁の札立てて         斉藤真人


          崩落のあとまざまざと山眠る        平松公代


          噴きあがる湯の轟きや山眠る        ころころ




                  



          眠る山或日は富士を重ねけり        水原秋櫻子


          いくたびも虹を吐いては山眠る       高野ムツオ


          眠る山起さぬやうに数珠をもむ       丸山佳子


          山眠り石で囲ひし楮畑           大峯あきら


          薄目せる山も混りて山眠る         能村登四郎




                  



           昨日も日本全国で179,403人のコロナ感染者の発表が有りました、また増えつつあります 
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         心がけましょう   (写真の一部はサイトからお借りしました) 
         ( 前週同曜日比+39,127人 ) 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする