8月 3日

2024-08-03 04:33:00 | Weblog

                    金魚・金魚玉・金魚市・出目金・金魚田・蘭鋳

 

 

 

 

             金魚は江戸時代に庶民の間に広がり、それからずっと人に親しみのある魚として愛されてきました。

             尾鰭を翻して泳ぐ様が涼しげであるところから、夏の季語とされています

 

 

 

                

 

 

 

          ビニールの金魚を提げて麦生の家         細見綾子

 

          石臼に目高ほどなる金魚飼ふ           栗田やすし

 

          空缶の金魚ゆらして登校す            河原地英武

 

          金魚玉幼の病みし日のことも           武藤光晴

 

          背中越し糶札飛べり金魚市            河合義和

 

          金魚売り富士の湧水注ぎ足せり          坂本操子

 

 

 

                

 

 

 

          セルを着て稚き金魚買はんなど          沢木欣一

 

          伏せ置きし甕も今日より金魚飼ふ         水原秋櫻子

 

          人ごみに燈火加へぬ金魚店            中村汀女

 

          金魚玉浅草のほか母は知らず           本土みよ治

 

          蘭鋳の爆発寸前のかたち             奥坂 まや

 

          佳句詠めず鉢の金魚が平泳ぎ           鈴木真砂女

 

 

 

                

 

 

               サイトから一部資料・写真お借りしています 

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