玉鶏頭 (くるめけいとう)・槍鶏頭(羽毛鶏頭)・鶏冠鶏頭
夕市に鶏頭売れり金盥 沢木欣一
鶏頭を三尺離れもの思ふ 細見綾子
いま漉きし紙鶏頭の庭に干す 栗田やすし
鶏頭の火の付きさうな一揆村 坪野洋子
空青し美瑛の丘に鶏頭燃ゆ 太田滋子
トロ箱に鶏頭咲かせ路地住ひ 江口ひろし
鷄頭の十四五本もありぬべし 正岡子規
お長屋や黄に紅に鶏頭花 河東碧梧桐
鶏頭を火と見る齢過ぎしかな 林 翔
泣く吾子を鶏頭の中に泣かせ置く 福永耕二
恋果てゝ鶏頭の紅にも無心 鈴木真砂女
命美し槍鶏頭の直なるは 石田波郷
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