処暑 (立秋から15日目)
処暑(しょしょ)とは二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の7月中 (7月後半) のことで白露(9月8日か9日) の
前日までの約 15日間厳しい暑さの峠を越した頃です。朝夕には涼しい風が吹き、心地よい虫の声が
聞こえてきます。暑さが和らぎ、穀物が実り始めますが、同時に台風の季節の到来でもあります。
と説明ではありますがなかなか暑さも納まりません
けふ処暑の机の端の天眼鏡 梅田 葵
処暑の風槇の神木幹太し 武藤光晴
錆びしるきトーチカ処暑の日射浴ぶ 服部鏡子
禰宜さんの袴揺らせり処暑の風 鈴木澄枝
雨荒き音に目覚むる処暑の朝 山本正枝
海見ゆる丘の尼寺処暑の風 長崎眞由美
処暑の富士雲脱ぎ最高頂見する 岸 風三楼
覚めて坐す処暑の昼寝の汗もなく 亀井糸游
けふ処暑の釉をくぐりし黄瀬戸碗 伊藤敬子
空つぽの鳥籠処暑の風が吹く 甲斐すず江
日は燦と処暑の沖波昂ぶれる 小野恵美子
水うましうましと処暑の木曽にをり 菅 美緒
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