11月 27日

2024-11-27 05:13:20 | Weblog

                         鳰、にお、一丁潜り、かいつむり

 

 

             湖や沼に棲み、水に潜っては浮き上がってくる。毛糸玉のような小型の水鳥 

             冬の季語です

 

 

 

                

 

 

 

          世の寒さ鳰の潜るを視て足りぬ       沢木欣一

 

          首ふつて浮巣に遠きかいつぶり       栗田やすし

 

          鳰潜り逆さ伊吹の濃くなれり        中川幸子

 

          城囲む碧き流れや鳰の声          利行小波

 

          浮きてすぐ潜れり雨のかいつぶり      久野和子

 

          にほどりの鳴くたび湖面暮れゆけり     坪野洋子

 

 

 

                

 

 

 

          一条の洩れ日を鳰のふり返り        能村登四郎

 

          物思ふ鳰かも遂に潜らざる         林 翔

 

          水底の日暮見て来し鳰の首         福永耕二

 

          浮かび出て遠き日向や鳰          山田弘子

 

          波光るとき鴨いづこ鳰いづこ        稲畑汀子

 

          かいつむり浮くたび遠くなつてゆく     石井とし夫

 

 

 

                

 

 

                サイトから一部資料・写真お借りしています          

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