立春・春立つ・立春大吉・春来る
立春とは、暦上で春が始まる日であり、「二十四節気」の最初の節気です。立春大吉という言葉が
有りますその意味は、「暦の上での春であり、古来は新年の始まりであった立春に、人々や社会の
幸せを祈る」言葉とされます。
万燈のまたゝき合ひて春立てり 沢木欣一
春立つや鵜川に青きもの流る 栗田やすし
湯にをどる卵の三つ春立てり 梅田 葵
子が好きな人連れて来る今朝の春 伊藤範子
立春や茶筅をくぐる水の音 伊藤旅遊
春立つや杉の枝打つ山の音 森垣一成
立春の米こぼれをり葛西橋 石田波郷
はきはきと物言ふ子供春立ちぬ 山田みづえ
奉納の子泣き相撲や春立てり 町田千鶴子
立春の光をこぼす巫女の剣 加藤耕子
春立つや雪ふる夜の隅田川 角川春樹
立春のどこも動かず仔鹿立つ 秋元不死男
立春大吉は除災招福の意味を持ち、とても縁起のよい言葉です。
元々、禅寺で、新しい年の始まりの日に、1年の厄除けの願いを込めて「立春大吉」の御札を
貼ったことから、おまじないとして広まったといわれています。「立春大吉」の文字は、すべて左右対称
縦に書くと、紙の裏から見ても同じように「立春大吉」と読めます
立春大吉神田の町に手風琴 加古宗也
立春大吉音立てている茹卵 森田智子
立春大吉髪切つて耳あらはるる 内田美紗
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