12月 16日

2023-12-16 06:03:31 | Weblog
                      寒天造る・寒天小屋・寒天干す・寒天焚く



          百日を雑魚寝で通す寒天夫         上田博子


          寒天干す峡の陽差しへ簀を傾げ       伊藤範子


          寒天干しろがね色に乾き初む        兼松 秀


          手に痛き日暮の風や寒天田         山本光江


          干し終へて肩で息継ぐ寒天夫        野島秀子


          晒すほど白絹の艶糸寒天          石崎宗敏




                  



          冬の峡寒天干しも顔を干す         加藤楸邨


          寒天晒す野にうつくしき水流れ       鍵和田釉子


          寒天乾きおのづから捨つ海の色       大石悦子


          夜干し寒天守る燈更けても赭きまま     宮津昭彦


          寒天小屋隙間だらけの戸が重し       大橋敦子


          寒天の重さ失ふまでは干す         木村滄雨




                  



                    サイトから一部資料・写真・知識お借りしています        
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2 コメント

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棒寒天 (koh)
2023-12-16 10:09:55
最近、棒寒天を見なくなりました
昔々は乾物屋さんなどで、裸のまま売られてました
「一本下さい」「はい、おおきに」と紙をまいて下さいました
今では粉末や糸寒天はきれいなパッケージをまとって棚に並んでます
いっ時、すごいブームになりましたね、
繊維質が多く健康食品として
あの時から、高級品になってしまいました
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こんばんは (ころころ)
2023-12-16 19:40:44
kohさんこんばんは
いよいよ明日で家康終わってしますね
楽しみが減ります

乾物屋さん、が確かに有りました
でも私は寒天を買ったことが有りません
だから価格も分かりませんが
高級品なのですね
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