鰤・寒鰤・鰤揚げ場
最近では「夏が旬」とうたうブリのブランドも登場しているが、天然の大物、ブリが美味しくなる
旬の時期はたっぷりと脂を蓄え南下する12月~2月の冬が旬。 この時期のものは「寒ブリ」と呼ばれ
非常に人気が高い。 この時期は主に日本海側で沢山穫れ、太平洋側では少し遅れ2~3月に多く
水揚げされます。能登半島地震の被害が大きい富山県氷見市の氷見魚市場で2日朝、「初競り」が
ありました。ブランド魚「ひみ寒ぶり」は一本200万円で競り落とされたという事です。
鰤あげ場提灯をどる男の肩 細見綾子
水槽にゐて寒鰤のあらはなり 栗田やすし
舌先にさぐる小骨や鰤大根 中野一灯
皺の手で大鰤捌く朝市女 武藤光晴
寒鰤のかま断つて出刃曇りけり 大島知津
寒鰤の跳ねて市場の水たたく 山たけし
二三言言ひて寒鰤置いてゆく 能村登四郎
寒鰤に一句授る魚市場 鈴木真砂女
鰤大根沖まで晴れて日本海 梶山千鶴子
寒鰤に祝儀値付きし手締かな 渡辺安江
鰤大根子はいつ酒を覚えしや 田村糸女
酒すすむ氷見の寒鰤刺身かな 山口耕堂
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