12月 8日

2024-12-08 05:12:43 | Weblog

                         鰤・寒鰤・鰤揚げ場

 

 

 

             最近では「夏が旬」とうたうブリのブランドも登場しているが、天然の大物、ブリが美味しくなる

             旬の時期はたっぷりと脂を蓄え南下する12月~2月の冬が旬。 この時期のものは「寒ブリ」と呼ばれ

             非常に人気が高い。 この時期は主に日本海側で沢山穫れ、太平洋側では少し遅れ2~3月に多く

             水揚げされます。能登半島地震の被害が大きい富山県氷見市の氷見魚市場で2日朝、「初競り」が

             ありました。ブランド魚「ひみ寒ぶり」は一本200万円で競り落とされたという事です。

 

 

 

                

 

 

 

          鰤あげ場提灯をどる男の肩         細見綾子

 

          水槽にゐて寒鰤のあらはなり        栗田やすし

 

          舌先にさぐる小骨や鰤大根         中野一灯

 

          皺の手で大鰤捌く朝市女          武藤光晴

 

          寒鰤のかま断つて出刃曇りけり       大島知津

 

          寒鰤の跳ねて市場の水たたく        山たけし

 

 

 

                

 

 

 

          二三言言ひて寒鰤置いてゆく        能村登四郎

 

          寒鰤に一句授る魚市場           鈴木真砂女

 

          鰤大根沖まで晴れて日本海         梶山千鶴子

 

          寒鰤に祝儀値付きし手締かな        渡辺安江

 

          鰤大根子はいつ酒を覚えしや        田村糸女

 

          酒すすむ氷見の寒鰤刺身かな        山口耕堂

 

 

 

                     

 

 

                     サイトから一部資料・写真お借りしています  

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