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 ゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

子どもの感性に教えられること!?

2009-03-09 18:36:19 | 日記・エッセイ・コラム

道新いずみ欄 “平等ってなに?”

朝食の時、小学生の次男が「先生が差別するんだ」と言い                           出した。「同じ問題を間違えたのに、女子には優しく『大丈                          夫?』と言うのに、男子には『しっかりしろよ!』って言うん                          だ。平等 にしてほしいよ」先生も大変だなぁと、プッと笑い                          そうになった。が、男子にとっては大問題なのだ。平等って                          何だろう。次男とやりとりして、こんな質問をしてみた。「貧し                         くおなかのすいた人と、裕福でおなかいっぱいの人、そして                         自分の3人で、丸いケ-キをどうやって分けようか」。私は                          「貧しい人に多め、自分と裕福な人には少なめに」。そんな                         答えを次男に期待していた。でも次男は「きっちり3等分」と                         答えた。「あのね・・・」と、切り出そうとした時、次男が「そし                         て」と続けた。「おれの分を2等分してほかの人に分ける。                          おれはこの前食べたからいいんだ」。私は声が出なかった。                         「そうすれば、おなかがすいている人も満腹になるし、おなか                        がいっぱいや前に食べた人も我慢することないでしょ」。確か                       に・・・。私の期待した分け方では、貧しい人だからということ                         で「施す」ようなおごりがある。学校に向かう彼をベランダの                          窓から見送った。小柄な彼の後ろ姿がたくましく見えた。ラン                         ドセルをしょって通学するのも1ヵ月を切った。春はもう間近                          だ。私は一人、朝食の食器を片付けながらうれしくなった。

高橋 敦子(42歳・主婦)=札幌市北区

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