「自産自消」楽しさ浸透
ここ数年、家庭菜園を始める人が増えてきました。背景には食の安全・安心ということもあるでしょうが、何よりも地産地消ならぬ「自産自消」のおいしさと楽しさが、静かに浸透しているからだと感じます。ガ-デニングの世界でも、寄せ植えに野菜を使ったり、ポタジェというフランス風のおしゃれな菜園が注目を集めたりするなど、「見ても楽しい」野菜づくりが始まっています。今年はこの傾向がいっそう強くなるように思います。さて、家庭菜園での一番人気といえばトマト。それも最近はミニやミディ(中玉)の品種が多く出回っています。プランタ-栽培もできるので、ベランダ菜園派にも重宝します。トマト好きたちは「今年はどの品種をつくろうか」と、今あれこれ頭を悩ませているかもしれません。トマトに限りませんが、野菜づくりで注意したいのが、苗を植える時期です。気がはやるのか、まだ地温が低いのに植えてしまい、失敗したということをよく耳にします。また、肥料のやりすぎも、かえって生育のバランスを崩します。育てる楽しさも味わいながら、自産自消を満喫する。花新聞では今後、そうした情報を随時掲載していく予定です。(花新聞ほっかいどう)