゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

ステロイド薬「當瀬規嗣解説」

2008-04-12 11:00:00 | 健康・病気

過剰な免疫反応を抑制 

花粉症、アトピ-性皮膚炎、ぜんそくなど、アレルギ-反応に基づく                            病気であるアレルギ-性疾患が増えています。アレルギ-反応と                           は、本来病原体などから体を守るためのしくみである免疫反応が過                           剰に起きてしまい、からだそのものに害を及ぼしてしまった状態のこ                           とです。アレルギ-疾患の症状を抑えるには、過剰な免疫反応を抑                           制するのが手っ取り早い方法です。よく使われる薬に、人がもともと                            持っているホルモンを参考にしてつくられたステロイド薬があります。                           参考にしたホルモンは、腎臓の上にチョコンと乗っかっている、副腎                            という臓器から分泌される、副腎皮質ホルモンです。このホルモンの                           本来の役割は、からだの主要なエネルギ-源である糖分を体内で有                           効に利用させることです。もし糖分が不足のときは、脂肪やアミノ酸                            から新たに糖分をつくりだす、とても重要な仕事をしています。このホ                           ルモンを、動物から抽出し濃縮してヒトに与えると、免疫反応を抑制す                          ることが分かり、一躍、薬として注目されるようになったのです。この                           ホルモンの基礎になる化学構造をステロイドと呼ぶので、このホルモ                           ンを基に人工的につくった薬をステロイド薬と呼ぶのです。でも、免疫                          反応自体はヒトに必要不可欠なものですから、それを抑制するホルモ                          ンが体にあるというのは理屈に合いません。実際、副腎皮質ホルモン                          は普段はそんな作用はしていないようです。免疫抑制作用は、薬とし                          て多量に使用されたときのみの作用ですので、ステロイド薬の使いす                          ぎには注意が必要です。(とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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脱メタボ国が特定健診「40-74歳、4月から」

2008-04-11 16:00:00 | ダイエット

予備軍、該当者に指導<食事、運動=面談や電話で>

100_0670_4 4月から40~74歳の健康診断が「特定健康                            診査(特定健診)・特定保健指導」に変わる。内                           蔵脂肪型肥満(メタポリックシンドロ-ム)に着目                           して腹囲を測定、生活習慣病の該当者や一歩手                           前の予備軍を見つけ、生活改善をみっちり指導                            する。実施を義務付けられた大企業の健康保険                          (健保)組合や国民健康保険(国保)などの医療                           保険者は準備を急いでいる。「イチ、ニイ、サンッ                          ・・・。ハイ、そこで止めて」。東京都西東京市の                            スポ-ツ・文化交流センタ-「きらっと」。1月中旬、                         健康運動指導士の声に合わせて約10人が汗を                           流していた。参加者は昨年春の健診で男性85㌢以上、女性90㌢以              上などの腹囲基準を超えたり、糖尿病や高血圧症、高脂血症などの               支援で毎日の運動量や食べ物を記録するなどして、生活習慣の改                           善を目指している。同市は2006年から、特定健診・特定保健指導                            を先取りした国保ヘルスアップ事業に取り組んできた。こうした光景                           が、4月以降は全国各地で見られそうだ。特定健診には、従来の健                           診項目に腹囲が加わる。検診でメタポ該当者か予備軍と判断される                          と、医師や保健師、管理栄養士らが生活習慣の改善を促す特定保                           健指導の対象になる=図参照=。特定保健指導には「動機付け支                           援」と「積極的支援」がある。動機付け支援はメタポの予備軍が対象                          で、原則として面談一回。該当者が対象の積極的支援は、面談で食                          事や運動の目標を設定し、さらに電話や電子メ-ルで連絡を取りな                           がら3ヵ月以上かけて指導する。狙いは、国民医療費の三分の一を                            占める生活習慣病の関連疾患を予防し、医療費を抑制することだ。                           厚生労働省の試算では健診対象者は約5700万人。12年度には                            健診実施率を70%にし、指導対象と判断された人の45%に生活改                          善を促し、予備軍と該当者を10%減らす。15年度に25%減れば、                           25年度には医療費を2割抑制できる。だが現実には、健診実施率が                          高くないため、実現は簡単ではなさそうだ。医療保険者は健診実施                           率が低いと13年度から財政的なペナルティが課せられるため、実質                          率向上が課題となつている。一方、特定健診より、さらに難しいのが                           特定保険指導だ。西東京のヘルスアップ事業では指導中に三分の一                          が脱落。担当保健士は「地域の実情に合わせ、数年かけて態勢づくり                          をする」と言う。健保組合からも「初年度から完ぺきにはできない」とい                          う声が上がっている。国保側が撤廃を求めるペナルティ-導入は5年                         後、罰則対象の基準を決めるは2年後。健診の実施率向上は2年後。                         健診の実施率向上に力を入れ、保健指導は様子をみてから-。そん                          な医療保険者が少なくない。

特定健診・特定保健指導 健診には事業主が行う職場健診や市町                          村の住民健診などがあるが、40-74歳については4月から、実施                           責任が全国約160の健保組合や約1800の国保組合など医療保険                          者に移る。該当年齢の会社員は、職場で従来通り健診を受ければデ-                         タが健保組合に提供され、特定健診を受診したことになる。扶養家族                          も受診を強く促される、国保加入者は、自治体でなく国保すら受診券が                         送られてくる。     

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ガ-デンらいふ「つるバラを選ぶ」

2008-04-11 14:00:00 | ガ-デニング

寒さに強い品種を

100_0667 ガ-デナ-に人気の高いバラは、大きく分けて                            木立性のものとつる性のものがあります。今回は                          つる性のバラ、つるバラに絞って、選び方のポイ                           ントを紹介します。まず、耐寒性が大事です。つ                            るバラは成長すると、冬の間も積雪面より上に枝                           が伸びた状態になり、雪の保温効果が期待でき                           ません。したがって、寒さに強い品種であることが                          第一に求められます。次につるバラを植えてどん                           な風景をつくりたいのかを明確にし、それに応じた                          品種を選びます。よく見かけるよくく見かける次の                          三シ-ンなふさわしい枝の性質、開花習性のつるバラを挙げてみます。

①家の二階まで届くような大壁面堅い枝を持ち、上へ伸びていく習性                          のあるものがふさわしいでしょう。ランブラ-系のブラッシュ・ランブラ-、                         キュ-・ランブラ-など。                                                     ②横に長いフェンス                                                        さほど高さのないフェンスで横に伸ばしたい場合は、細くしなやかな枝                          を持つ品種が適しています。またフェンスは街路に面していることが多                          いので、花のない季節の葉の美しさも、道行く人のために考慮したいも                         のです。やはりランブラ-系のエクセルサ、トリア-など。                                 ③ア-チなど小規模な構造物                                                 枝があまり伸びず、四季咲き性で、多くの花を楽しめる品種がよいでし                          ょう。ラ-ジ・フラワ-ド・クライマ-系のスパニッシュ・ビュ-ティ-、シ                          ュラブ系のアンジェラなどが人気です。(花新聞ほっかいどう)

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間伐の意味が分かりました

2008-04-10 17:24:00 | うんちく・小ネタ

日陰に在るほんのわずかな残雪が、厳しかった冬を思い起こさせる、                          そんなわが家の庭も、例年より2週間も早い四月の第一週日曜日                           に、冬囲いを取り除きました。縄やムシロ類は、丁寧に取り扱い次                            期のために保管していました。経済の活性化のためには、その都度、                          新しく買い換えることが良いのでしょう。だが勿体無いことの方を優                            先していました。ところが、その様な保温の箇所には、大量の虫の                            卵が産み落とされるため、焼却することが望ましいのですとのことを                           知り、一つ知識が増えました。その他、初めてのことですが、雪の重                           さで傷んだ常緑樹の枝葉を刈り込み全体のバランスを整えました。                            なぜこのようなことを記載するかと言いますと、永年にわたって、誤                            解と知識不足のまま、何本か在る立ち木を育ててきたからです。                             常緑樹の生垣は、毎年保護資材を外すと何日か後に枯れてきます。                           厳しい冬を乗り越えてきたのに、枯れ始める現象に戸惑いました。                            同じような疑問を持つ人に、専門家と評するアドバイスか゛紙面に載っ                          たことがあります。それによると保護資材は寒冷時期ギリギリに使用                         し、外す時は陽気が上向く、すこし遅めにとのことでした。2、3年試し                          たのですが、解決しませんでした。伸びすぎるから刈り込む。特に陽                           の当たる方は刈り込みを、頻繁にする。また、戸外に伸びるのを阻止                           するために、刈り込む。剪定も時期にお構い無しに、密集するから刈                           り込む。だが日陰側で、なかなか勢い良く葉が生い茂ってこない箇所                          や、もう少し枝葉が欲しい所は、自然と芽ばえてくる物と待機状態でし                         た。ところがある時、植物は間隔をあけすぎないで葉をスクと、生存の                          ためのDNAが働いて、新芽が生えてくることを知りました。無意識に                           刈り込んでいた箇所は常に勢い良く葉が茂り、好ましい環境を構築し                          ていたことを認識しました。早速、新芽の息吹く時期に、例年枯れか                           かった枝葉を、積極的に刈り込んでみました。当然結果は新芽が勢い                         良く生えてきて、このことによって初めて間伐の意味が分かったことで                         す。冬囲いも過保護にすることも必要なく、常緑樹も期間をおいて、落                          葉樹のように葉が入れ替わる必要性も理解できたことです。手を加え                          て刈り込むと、丈夫でたくましく育ち、逆に放置しているとひ弱で背丈                          だけが伸びて、抵抗力がない樹木になることを改めて知りました。

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ウンチクがんちく<土と作物のはなし⑫>

2008-04-07 15:33:00 | うんちく・小ネタ

道立道南農業試験場研究部長 赤司 和隆                                         成育助けるVA菌根菌

100_0659 菌根菌は、植物の根の内部に菌糸を伸ばしな                            がら共生的な生活を営む糸状菌(かび)です。                            植物の生育を助けるパ-トナ-の役目を果しま                          す。農業分野では畑に多く生息しているVA菌                            根菌(ア-バスキュラ-菌根菌ともよばれる)が                           有名です。宿主作物の内部に特徴的な器官、すなわち、のう状体                 (vesicle ベシクル)と樹枝状体(arbuscule ア-バスクル)をつ                             くることから、この名がついています。宿主作物からもらったブドウ                            糖などをエネルギ-源に伸ばし、リン酸をはじめ無機養分を吸収し、                            これらを宿主作物に与えます。札幌市羊ヶ丘の北海道農業研究セ                            ンタ-では、このようなVA菌根菌の働きを利用して作物へのリン酸                           肥料を減らそうとする研究が行われています。ヒマワリ、スイ-トコ-                           ンなどの宿主作物の栽培に伴い増殖する土着のVA菌根菌の働き                           で、その後の大豆ではリン酸肥料を減らすことができるそうです。                             VA菌根菌の微生物資材も開発されています。土壌のリン酸供給能                           を改善する土壌改良資材として流通しており、野菜や花の苗を育て                           る育苗土で利用されています。

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山・海・幸めぐり<和寒のナメコ>

2008-04-05 11:30:00 | ほっかいどう関連情報

衛生管理徹底し4ヵ月                                                       

100_0371 ナメコと聞くと、真っ先にみそ汁の具や、大根お                            ろしのあえ物を思い浮かべる人は多いのでは?                           どちらかというと、「控えめ」なイメ-ジだが、丹                            精込めてたくましく育てられたナメコは、つやつ                            やで、生命力に満ちあふれている。肉厚で歯応                            えも良く、つるりとした食感も格別。天ぷらやいため物など料理法も                 多彩だ。通年で菌床栽培している道内主産地の上川管内和寒町を                           訪ねた。同町三笠の組合法人「丸親きのこ生産組合」。室温15度、                           湿度75%に保たれた小部屋に入ると、棚にぎっしりと並んだ直径約                           15㌢のポットいっぱいに、ぬれたように輝くナメコが顔を出していた。                           従業員15人でナメコ生産に取り組む同組合では、おかくずとフスマを                          混ぜた菌床を使っている。ポットに入れて殺菌した菌床に植え約3ヵ                           月間、暗い部屋で培養。その後、明るい部屋に移し15日かけ一株                            300㌘ほどに育てて収穫。さらに15日後、生えてきたナメコを再び収                          穫して終える。ポットは合わせて約15万個。工場長の大前了也さん                          (36)は「雑菌が入ると培養中にカビが生えるなど、成育不良の原因                           になる。作業靴のはきかえをはじめ、衛生管理の徹底と適正な温度、                          湿度の維持に気を配っている」と話す。

     ◇ ◇ ◇

国の減反政策を受け、同町で本格的にナメコ栽培が始まったのは19                           70年代前半。昨年の生産高は約3百㌧。同管内愛別町、同比布町に                          次道内3位で、札幌、旭川をはじめ道内各地に出荷している。ただ、                            大手による大量生産の影響などで卸売価格は20年前の四分の一近                           くに低迷。最近の燃料高騰で生産コストも上昇しており、厳しい経営                           環境が続いている。和寒町三和でナメコを生産する有限会社白樺きの                          こ代表の吉田直ニさん(64)は「品質確保と安定生産、コスト削減が大                          きな課題」と説明。同社では、菌床用のおがくずにするシラカバを原木                           から厳選するなど、独自の工夫をしているという。

      

       ◇ ◇ ◇                                                      歯応え、ぬめり 料理法多彩

100_0372 組合法人塩狩きのこ生産組合で生産したタモギ                             ダケなどのキノコ料理か゛味わえる飲食店「峠そ                          ば」(同町朝日)、吉田さんらにナメコ料理を紹介                            してもらった。世代を問わず好まれそうなのは、                           歯応えを楽しめるナメコの天ぷらと、パプリカやニ                            ンジンなど野菜との相性もいいバタ-いため。「ナ                          メコのぶっかけ丼」は油でいためたナメコをしょうゆ、酒、調味料で一煮               立ちさせ、熱いご飯にかけた。ナメコの独特のぬめりには体の粘膜を               保護するなどの効果があるムチンが含まれている。粘りが取れない                           よう、ゆですぎないのが調理のこつ。大前さんは「町内の生産者と道                           内の大型店やイベント会場で、直売やナメコの天ぷらの調理実演など                          を積極的に行っています。生産者側からさまざまな食べ方を発信し、                          消費拡大に結び付けたい」と意欲を燃やしている。

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超回復

2008-04-03 16:30:00 | ダイエット

白井一幸のグロ-バルベ-スボ-ル参考資料で引用

(前略)・・・大リ-グの練習時間は短く、平均2時間30分程度です                           が、休憩はありません。日本のキャンプは短いチ-ムでも約5時間                           で、長いチ-ムは8時間を超えます。しかし、4日間練習し、1日休                            むのが平均的な日程です。短時間の練習を毎日練習する方法と、                            長い練習をするか゛定期的に休養をとる方法と、どちらが有効なの                            でしょうか。トレ-ニング効果としては、質、量とも高め、計画的に休                           養をとることによって、肉体的にも精神的にも「超回復」を図ることが                            効率的です。多くの人が知っていると思いますが、「超回復」とは、                            例えば筋力トレ-ニングをした場合、トレ-ニング中に筋力が強くな                           るのではなく、休養期間に疲労が回復することで、筋力がトレ-ニン                           グ前よりも強くなることを言います。

     ◇ ◇ ◇

これは精神的な面でも同様で、効果的な休養をとることで、より積極                           的で、前向きなエネルギ-に満ちあふれた状態がつくれると思います。                          すべてにおいて合理的な米国の考え方の中で、トレ-ニング理論も                            最先端にありながら、大リ-グでは長年、変わらないスケジュ-ルを                          組んでいます。

     ◇ ◇ ◇ 

シ-ズンの過密日程に耐えるための準備もある程度必要でしょうが、                           よりトレ-ニング効果を高め、さらに精神的にも最高の状態をつくるた                          めにも、やはり積極的な休養を取り入れることも必要だと考えています。                         (米大リ-グ・ロイヤルズ特別コ-チ)

ここに記載されている「超回復」とは・・・無酸素運動で筋肉内に貯えら                         れた疲労物質を、十分な休息で回復することによって、次の筋トレが有                         効に作用する。上乗せになるということのようです。しかし疲労物質で                          膨らんだ筋肉部位は収縮活動を有効に行えないために、機能麻痺を起                         こし希望する体形は得られないようです。                                           では、毎日のように行われる試合で、満足な成績を残すためには、悠長                         に休息を取ってからなどとはいえない筈です。人それぞれに、独自な方                         法を取り入れているのでしょう。中でも大リ-ガ-イチロ-選手は、毎晩、                        就寝前に30分位の足裏マッサ-ジを欠かさないとのことです。                              日常勤労に励む人たちに、エステなどでのマツサ-ジなどは、疲労回復                        に有効な手段のようです。最近機器とは違う、身に着けているだけで効                         果のある、商品も開発され販売されているようです。その様な商品も巧く                        取り入れて、元気で長生きしたいものです。

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難解な医師の言葉⇒国語研、手引き作成へ

2008-04-03 14:03:00 | 健康・病気

「びらん」って何?・「穿孔」・・先行?・外国語ばっかり

医師が患者に症状や治療法を説明する時、難しい言葉の言い換え                            や分かりやすく伝える工夫の手引き作りに、国立国語研究所(東京)                          が昨年10月から乗り出している。医師対象の調査では「患者に伝                            わらなかった」言葉が、実に736語。来年3月までに完成させ、患                            者と医師との意思疎通に役立つ指針を提案する。

<がんを「悪性腫瘍(しゅよう)」と告げたら「がんではないのですね」                           と聞き返された><胃カメラで「びらん」があると言っても理解されず、                          ただれであることを図で説明した><「安静」を指示したのに、程度                           が伝わらず、日常生活を送っていた>

昨年11月、道内を含む医師364人が回答した同研究所の調査で                            挙がった「患者に伝わらなかった言葉」の一例。最も多かったのは、                           予想される医学的経過を指す「予後」で、77人の医師が挙げた。                            次いで「合併症」の46人。「寛解(かんかい)『一時的に治った状態』」                          など専門用語が理解されなかっり、抗がん剤治療を「化学療法」と言                           う婉曲的(えんきょくてき)な説明が誤解された例など、医師と患者の                          理解に差があることも分かった=下記。

  • 化学療法=「化学療法を行う」と伝えて了解したのに「えっ、                           抗がん剤なんですか」と聞かれた。
  • 経過観察=原因が判明せず「経過をみましょう」と告げたら、                           「何もしないのか」と言われた。
  • 頓服(とんぷく)=症状が強くて我慢できない時にのむ頓服                            を指示したが、普通の薬と同様に内服した。
  • 治る=「治りますか」とよく聞かれる。医師は完治の時だけ                             使うが、うまく理解されない。
  • 予後=伝わらないことが多いので使わない。「見込み」や                            「見通し」と言い換えている。
  • 合併症=「最大限努力しても起きる可能性がある」と説明し                           ても、医療ミスととられがちだ。
  • 寛解(かんかい)=「一時的に治っている状態」と説明したが                          「治癒」との違いの理解が難しいようだ。
  • 炎症=分からない患者のために、例えば「熱がでる」「痛み                            がでる」と具体的に説明する。
  • 穿孔(せんこう)=「先行」と間違われたことがある。それ以来、                          「穴が開くこと」と説明している。
  • エビデンス=「エビデンス(根拠)のない薬はやめましょう」と                           言ったが、全く通じなかった。
  • ガイドライン=「ガイドラインに沿った治療法」を、「全国的に                            統一された治療法」と言い直した。                                         (国立国語研「病院の言葉」委員会の調査から)

四年前、同研究所が実施した市民対象の調査では「医師の言葉の                           中に、言い換えや説明を加えてほしい言葉がある」という回答が8割                           を超えている。こうした声を受け、同研究所は医療や言葉の専門家                            24人の「病院の言葉」委員会(委員長・杉戸清樹所長)を発足させ、                          「分かりやすい言葉」づくりを検討している。「医療の言葉は、外来語                           や難解な漢字が多い。何よりも、患者への説明を前提につくられてい                          ない。患者や家族は病気になって初めて分からない言葉に遭遇、困                           惑する。よりよい医療への橋渡しをしたい」と、どう研究所言語問題グ                          ル-プ長の田中牧郎さん(45)は話す。今後、患者らの調査も経て、                           五十-百語程度の手引きを作って公表する。用語の言い換えだけに                           とどまらず、患者が正しく理解するにはどう伝えたらよいか、医師への                          具体的な助言も盛り込む方針だ。

患者本位の象徴

NPO法人ささえあい医療人権センタ-COML(コルム=大阪)の辻                           本好子理事長の話 医療現場ではない研究所の、橋渡しの取り組                            みはうれしい。患者本位の医療の時代の象徴とも言える。手引きが                           完成したら、市民も日ごろから目を通し、病気のときに役立てる礎に                            してほしい。医師の説明に分かったふりはせず、理解できないことは                          聞く、賢い患者になりましょう。

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心臓「レ-ザ-治療・道内でもスタ-ト」

2008-04-02 16:30:00 | 健康・病気

コレステロ-ル安全に除去                                                   合併症防ぎ手術不要/後遺症ほとんどなく

100_0600 コレステロ-ルなどで狭くなった心臓の周りの                            冠動脈をレ-ザ-で治療する取り組みが道内                            でも始まった。これまで極度に詰まった血管に                            対しては有効な治療法がなかったが、このレ-                            ザ-治療では後遺症もほとんどなく、安全に除                            去できるようになった。「エキシマレ-ザ-冠動                           脈形成術」と呼ばれる治療で、通常の保険診療                           と併用できる先進医療に指定されている。細い                            管に光ファイバ-を組み込んだ直径2㍉ほどの                            カテ-テルをワイヤで誘導し、紫外線レ-ザ-をコレステロ-ルの                塊に照射することによって動脈の詰まりを蒸散させる。赤血球より                小さい分子レベルまで分散することで、コレステロ-ル片が他の血                           管で詰まることはないとされる。血管内に金属球を入れて削ったり、                           二酸化炭素レ-ザ-などのように熱作用を使った治療では血管周                            辺組織を傷つけることもあるが、非熱的エネルギ-のため損傷もない                           という。厚生労働省によると、道内でこの治療を先進医療として受け                            られるのは北海道社会保険病院(札幌市豊平区)。昨年9月に承認                           された。同病院心臓血管センタ-長の五十嵐慶一医師は「レ-ザ-                           単独ではなく、詰まった血管を広げる際に使うステント(金属製の筒)                           を入れる前や、ステントを入れた後の再狭さく時に行う。ほとんどの                            冠動脈病変に対応できる」と話す。札幌市在住の60代男性は2年ほ                          ど前、約30分にわたり胸が痛くなり、狭心症と診断された。左冠動                           脈は9割も詰まっていた。ステントを挿入したものの、半年後に再狭                           さく。薬剤ステント挿入や金属球で削り取るなどの追加的治療を四                            回行ったが、六度にわたり狭さくした。昨年9月にエキシマレ-ザ-                           による治療を受けたところ、その後は症状もなくなり、元気に過ごせ                           るようになった。同病院では、これまでに15人が治療を受けた。大                            半が再狭さくした重度の患者だが、いずれも予後は良好という。治                            療は、ステントと同様に足の動脈からカテ-テルを入れて行う。違う                           のは生理食塩水を流しながらレ-ザ-を照射することだけだ。これに                           より血管に穴が開くといった合併症を防ぐことができる。治療時間は                           平均1時間ほど。1日の入院で翌日には退院できる。五十嵐医師は                          「ステント再狭さくの場合これまで、風船を入れて膨らませるバル-ン                          拡張、ステント再挿入、最終的にはバイパス手術しかなかったが、こ                           の治療は安全に手術と同程度の効果を得ることができる」と指摘する。                         米国では1993年の承認後、心臓の冠動脈以外にも下肢静脈瘤や                           末梢血管治療にも使われ、効果を上げている。ただ、国内で先進医                           療の対象となつているのは冠動脈のみだ。一部の病院 では、保険                          外で下肢を含めたレ-ザ-治療を行っているところもある。北海道社                          会保険病院の先進医療費は通常の診療費のほかに三十万円弱か                           かる。

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寝過ぎ、寝不足は糖尿病の元

2008-04-01 17:00:00 | 健康・病気

6-8時間眠り生活習慣病予防、日大講師が分析

睡眠が長すぎても短すぎても糖尿病になりやすく、1日5時間未満                            では肥満になる確率が高いなど、睡眠と生活習慣病が関連すると                            の研究結果を兼坂佳孝日本大講師(公衆衛生学)らがまとめ、発表                           した。睡眠時間が短い人と長い人は死亡の危険が高いことは知られ                           ているが、生活習慣病の予防にも健やかな眠りが重要なことを示し                           た形だ。兼坂講師らは、地域の検診デ-タ(約千人)や職場の検診                            デ-タ(約二万二千人)などを分析。糖尿病は、睡眠が6時間以上                            8時間未満で最も少なく、6時間未満や8時間以上だとその3-5倍                            だった。男性勤務者を対象にした継続調査では、睡眠5時間未満の                           人は、7年後に肥満になる危険性が5時間以上の人の1・2倍になり、                         糖尿病などの生活習慣病にもなりやすかった。また太った人は、7年                           後に睡眠が5時間未満になる確率がやせた人の1・2倍だった。動脈                          硬化の原因となる脂質代謝異常は、成人女性の場合、睡眠6時間以                          上7時間未満が最も少なく、5時間未満が8時間以上で多かった。                            厚生労働省の国民健康・栄養調査では、欠食や外食が多く、ストレ                           スを感じる人ほど睡眠時間が短い傾向にあった。兼坂講師は「寝不                           足だとホルモンバランスが崩れて食欲が高まり、生活習慣病になり                           やすいのではないか。健康づくり運動には睡眠の指導も重要だ」と話                          している。

睡眠の質が大切

河盛隆造順天堂大教授(代謝内分泌学)の話 この調査で睡眠が糖                          尿病や肥満に直接影響することが分かった。睡眠障害と生活習慣病                          の悪循環を断ち切ることが重要だ。医師は生活習慣病の患者に、食                          事や運動と同じように睡眠について聞き、患者も睡眠の悩みを訴える                          べきだ。睡眠の質を改善すれば治療に役立つ。

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タモリ氏のよく言う「睡眠七時間説の真意」!?

2008-04-01 14:55:00 | ダイエット

最も健康に良い睡眠時間とは、1日どの位が適正なのか?                                諸説いろいろと言われていますが、免疫学の世界的に著名な、新                            潟大学大学院医学部教授安保徹氏やその他の情報を考察してみ                            ました。

  • 恒常的に5時間以下だと、本人は短時間で熟睡しているか                            ら大丈夫などのコメントを聞くことがありますが、知らず知らず                           のうちに体は緊張状態が持続したままで、筋肉や全身の細                           胞が硬直し、血管も収縮状態である。そのため血液を全身に                           送るのに高圧力が必要で、血圧は高めで脈拍は頻脈でカチ                           カチと早撃ち状態で推移するようです。
  • 常時10時間以上の寝すぎ状態だと、体は緊張感に欠け、慢                           性的に血管か拡張状態でこの時も広い管に血液を送るのに                           高い血圧力が必要になるようです。脈拍はゆったりとし、その                          上運動不足で筋肉にハリのない状態だと基礎代謝が低下、燃                         費効率が悪く脂肪過多に移行、低体温化体質に成りやすい。
  • 人の睡眠時間で理想的なのは7~8時間以内が適正なようで                          す。この睡眠時間内で、日中の活動時にいろいろと破壊された                          細胞の修復や侵入してきた微生物や細菌などとの攻防に当た                         る。いわゆる自己免疫力で正常体に回復する時間が必要であ                          るということのようです。                                                 

では理想的な良い睡眠とはどのような状態なのでしょうか?                               人それぞれ千差万別であり、受け止め方にその人の個性が出ること                           でしょう。でも、以下の事を認識してからは、非常に楽な楽しい睡眠時                          間を確保しています。

  1. 就寝状態にはリズムがあり、深い眠りと浅い眠りとが交互に                           起る。 
  2. 浅い眠りの時に、何かの条件で目が覚めても横になって休息                           しているだけで、睡眠は満たしていると考える。事実体感する。
  3. 最低、就寝する2時間以上前には胃に物は入れない。胃に食                          物があると、寝ている状態で血液が胃に集中し、消化作用で                           活動している。起床状態。
  4. 寝酒の勢いで、就寝できるような錯覚があるが、冷めると覚せ                           い剤のような逆作用で、目か冴えて眠れなくなる。
  5. どのような状況でも、7時間は横になってるだけで十分休息で                          きると思っていると気持ちが楽になる。うつらう状態。
  6. 対人とのコミュニケ-ションやその他神経が高ぶった状態で就                            寝はできないことを認識する。最低落ち着くのに2時間ぐらいは                         必要。睡魔の訪れ。                                                       以上思いつくまま記載。
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肝硬変治療マウスで成功

2008-04-01 13:32:00 | 健康・病気

札医大・新津教授ら開発の薬、5年後実用化目標

札幌医大第四内科の研究チ-ム(新津洋司郎教授ら12人)は、肝                            硬変治療薬として、ビタミンAを含む複合体を開発、マウスへの投与                           で肝臓を正常に戻す実験に初めて成功した。31日、米国の科学誌                           ネイチャ-バイオテクノロジ-電子版に発表する。肝硬変は根治治                           療がなく、人への効果が確認されれば患者には朗報。新津教授らは                           年内にも米国で臨床実験を始め、5年後の実用化を目指す。肝硬変                           は、肝臓内の星形細胞がウイルスなどで刺激され、コラ-ゲンと呼                            ばれるタンパク質を作る。これが細胞を線維化させるために起こる。                           新津教授らは、星形細胞がビタミンAを貯蔵する点に着目。ビタミンA                           を加えた脂肪(リポゾ-ム)の中に、siRNAという物質を包んだ複合                           体を開発した。siRNAは、コラ-ゲンの産生を助けるとされる物質「H                           SP47」を壊す働きを持つ。この複合体が、線維化した星形細胞に取                           り込まれると細胞自体を消滅させ、正常な肝臓に戻す。実験では、肝                          硬変が進だ六グル-プのマウスのうち、一グル-プ(12匹)に、複合                          体を静脈注射。2週間に5回の注射で、すべてのマウスの星形細胞が                         消えた。残りの五グル-ムにはビタミンA単独や、HSP47を壊すsiR                          NAとリポゾ-ムを組み合わせた別の複合体などを投与したが、効果                           はみられなかった。チ-ムは肝硬変治療薬開発のため、複合体の組                          み合わせを5年にわたり研究してきた。新津教授は「複合体はコラ-                           ゲンを作った星形細胞だけに効果があり、正常な星形細胞には影響し                         なかった。投与後に繊維組織を取り除けば肝臓が再生するので、再生                         医療としての意義も大きい」と話している。星形細胞は肝臓のほか肺                          や膵臓など他の臓器にもあり、薬として実用化されれば肺線維症や慢                          性膵炎、心筋梗塞などの治療にも応用できる可能性があるという。

線維化阻止で画期的

林紀夫・日本肝臓学会理事長(大阪大病院消化器内科教授)の話                            肝硬変には根本的な治療法はない。原因となる繊維化をブロックする                          研究はこれまで行われなかったが、うまくいっていなかった。今回はマ                          ウスの肝臓が相当きれいになったと聞いた。人で使うまでにはまだ課                          題もあると思うが、画期的な開発と言える。

※肝硬変 主にウイルスやアルコ-ルなどが原因で起きる慢性肝炎                          が進行して肝臓が繊維化し、硬くなった状態を言う。食欲不振や倦怠                           感などが主症状で、黄疸が出ることもある。最終的に肝細胞機能不全                          で死に至るケ-スがあり、肝臓がんに移行する割合も高い。現在の治                          療は薬物や食事制限などの対処療法。肝臓の残された機能を助け、                          がんへの移行を遅らせるのが目的。国内では肝硬変と肝臓がんで、                           年間4万人以上が死亡している。

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