Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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タイヤのキャスト準備

2016-12-14 21:14:00 | 1/12 Fairlady 432R

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今日も一日中、冷たい雨の降る寒い一日でしたね。
定休日2日目は朝いつもの様に出勤しまして午前中は倉庫の中で速度記録車の完成品を探していました。
東京からかなりの数の完成品を送って頂いたのですがその中の幾つかをケースを作って欲しいと言う事でしたのでその完成品を探していた訳です。
どうしても1台だけ見つかりません・・・そしてコレかどうかわからない物が1台有りまして御客様に確認しなければなりませんね。
寒い日だったので半日寒いガレージの中にいたら心底冷えました。

昨日作っていたセリカのカッティングシートですがデータをもう一度直しました。
なにせ資料になる写真はこの小さな物が1枚有るだけですから、実車用の大きな物を作るのはなかなか大変なんですよ。
当時の雰囲気がどうしても思い出せなくてね。


さて直したデータでカッティングシートを切ってみました。
毎日使っていれば使いこなせるかもしれませんが忘れた事に使う物だからその度に新たに勉強が必要になりますね。


そしていよいよ本日のメインイベントです。
タイヤのキャストの準備を始めます。
まずはタイヤのホイールが入る部分にP.P.テープを丸くカットした物を貼ります。
これは後でゴム型からタイヤの原型を外す場合にこの部分にナイフを入れてカットするのですがここにテープを貼っておきますとナイフでカットしなくてもゴム型から原型を取り外す事が出来ます。

プラ棒で湯口を付けてプラ板に固定致しました。
この辺りは全て瞬間接着剤で取り付けています。

シリコンを流す為に四隅を囲います。
実はここでミスをしました
確か前回も同じ部分でミスをしてシリコンが囲いから溢れ出てシリコン型が出来なかった・・・同じミスを何度もする自分に腹が立ってしょうが無いですね。
気分が悪いです!

そしてシリコンを準備します。
主剤と硬化剤をしっかり混ぜて一次脱泡をしています、ここまでは普通だったんだけど・・・

シリコンを流し込んで2次脱泡したら型枠が大量のシリコンの圧力でズレてしまったんです。
シリコンの海が出来ました。

前回も同じミスをして周りをP.P.テープで補強しなければならなかったのにそれをすっかりと忘れてしまっていました。
残ったシリコンに熱を掛けて硬化させてから補強をしてシリコンを追加しました。
コレで良いかどうかはわからないですがもうコレしか出来ないのです。

ボディ仮組・・・部品変形!?

2016-10-18 20:58:18 | 1/12 Fairlady 432R
本日はお休みなんで朝から雑用を済ませましてね・・・
ちょっと遅くなって出勤しました、今日こそは薪割りを終えなければ・・・と思いながら薪を割ってゆきました。
午後2時頃にはこんな具合・・・。

3時の休憩後にまた割り続けまして・・・あと少しとなりましたが今日だけの作業では完了しませんでしたよ。
玉切りした材料が後8個だけ残ってしまいました。
明日は完了かな!?

全く模型を触らないのは私らしくないので・・・(笑)
休日で無いと触れないフェアレディを触ってみます。
エンジン関連は下請けに出しましたので私の出来るのはボディ関係になりますが、ボディを触ってみてびっくり仰天です。
何とテールゲートなどのボディパーツがほぼ使えないのです。
テールゲートをボディに載せてみますとこんな感じで曲がっているんです。
何個かキットを持っていますが、程度の違いは有りますがほぼ全てのキットでこの症状が有りました。
私が持っているのは一番最新の再販でワタナベホイールが付く前の240ZGのキットとサファリのキットですがその両方でこの症状ですね。皆さんもこのキットをお持ちなら一度確かめてみられる事をお勧めいたします。

そして、心配になって他の部分も合わせてみました。
ドアもこの通り・・・サッシの部分がグニャグニャです。

テールゲートもドアも・・・
と言う事になりますとボンネットが心配になりますよね〜。
と言う事でボンネットも確かめてみました。
ここで注釈を入れておきます使ったボディは4000円時代の240ZGの物ライトケースの部分は432Rにする為にはサファリ用の物を使います。
そしてボンネットはZGでもサファリでも良いのですが今回はサファリ用です。一見良い様に見えますが・・・。

ボンネットの先を見ますと厚み一枚分上側に曲がっています。

ボディパネルがほぼ使い物にならない事がわかったのでタミヤ模型さんから新しい再販のパーツを取り寄せてみました。
プラモデルのキットにはこの袋入りの状態で箱に入れて有るのですが、この状態に問題が有りそうですね。
ドアのサッシにはランナーからも補強が無いので狭い箱の中で上下の部品に潰されたまま何年も経過すると変形してしまうのです。

リアゲートの方は何故かこの様にランナーから持ち上げられていまして・・・しかもこの持上がった部分のランナーは半分の厚みしかないのです。
つまり普通のランナーは断面が丸断面なんですがこのテールゲートの部分だけ半円形なんですね。
強度も弱い上に何故かしら持ち上げられていますので上下の部品による圧力も強いのです。
この部分はランナーに沿って配置しなかったのかな〜?
まあドアのサッシにしてもテールゲートの細い分にしても強度が無いので事後変形をしやすいのですが・・・なるべくそんな事が無い様に配置して欲しかったですね。

コチラは赤いボディなのでサファリのボディなのですが・・・オーパーフェンダーを付けた時にホイールが面になる様にサイズを測った時・・・と言う事はオーバーフェンダー仕様になった時にぴったしのワタナベホイールも作ろうという事ですね・・・(笑)

ボディを入れ替えてやはり変形が有るのかどうか調べました。
一つを調べて全て変形しているとは言えないので複数調べています。

例えば他に注意するポイントとしてはサファリのライトケースが付く部分だけが変形している物が有ります。
実際に私が持っている4つの内1つはこのライトケースが付く部分が変形していました。
今回検証したキットは私が当時から持っていた物では無く半年以内にヤフオクで入手した物でほぼ別々の方から購入した物です。
何を言いたいのかと言いますと保管方法はそれぞれ違ったものですが変形が同じ様に進んでいる可能性が高い事を示しています。

まあお湯に付けて直せば治るかもしれませんが永久的にOKという事になるかどうかはわかりません。
細い部分なので金属板を使って補正する事が難しい場所では有ると思うのです。


しかし!
今ならまだタミヤ模型のカスタマーサービスに電話を入れれば再販の240ZGの部品が入手出来るはずです。
このキットをお持ちの方はキットを引っぱり出して来て確認し変形を確認してみて下さい。
ドアとテールゲートはA部品でTaxと送料込みで691円、ボンネットはB部品でコチラもTaxと送料込みで691円になります。
後で組み立てる時に変形した部品の整形で苦労するなら今の内に新しい部品を取り寄せておいた方が良いかもしれませんね。


S20エンジンの型取り準備

2016-10-04 20:07:11 | 1/12 Fairlady 432R
今日は定休日なんですが・・・かなり忙しい一日でしたね。
朝は畑の耕耘作業をしておきました。
というのもトマトを植えていた所を耕しておいたのですが雨が多く草が生えてきましてね〜このままではただの草原になってしまいますからね。
草を生えない様にかき混ぜておく訳ですね。
そしてお昼・・・
午後からは安来市文化協会の会報の準備確認作業・・・
夕方からは明日の安来アサヒほろにが会の役員会を行なうのですが台風がかなり接近しそうなので・・・延期にするのか続行するのか・・・などと言う連絡が入って来ましてね。
とっくの昔に会計役はおりたんですが・・・どうも僕の所に連絡が入ってしまいますね(笑)
心配しながらも各担当に連絡をつけて・・・結果延期になりました。

さて、肝心の仕事も進めておかなければなりませんね
本日はS20エンジンのキャストの準備をしております。
シリンダーヘッドとシリンダーはいくつかのパーツに別れていましてそのままキャストしたのでは部品点数も多くなりますので原価が上がってしまいますでしょう。
なので塗装時に問題の無い部分は組立てて一体化しておいてキャスティングをしたいですよね〜
と言う事でシリンダーとヘッドは組立ててみました、そして空洞の部分にはパテを入れておきました。

オイルパンとフロントカバーを仮組したエンジンになります。
シリンダーの中の部分に黄色なパテが見えますがこの部分は空洞になっていまして余分なシリコンが流れ込まない様にしています。
本当なら与えられたままにキャストして組立てても良いのですが実物のシリンダーは縦に2分割になっている訳も無いですから模型の部品と言っても一体化しておいた方が良い様に思えるのです。

一体化してキャストする場合に利点としてはシリンダーヘッドの下側の面を面研出来る事が有りますかね。
例えばシリンダーヘッドは4つの部品に別れていますからその部品単位では各部品の高さを合わせて面研する事は難しいのです。
なので組立ててからこの様に削ります・・・がこれでもまだ十分ではなく・・・

結局フライスに掛けて面研をする事に致しました。これなら完全ですね。

シリンダーの下面も基準面にする為に削っています。

続いて上面も削っています
この場合はフロントカバーも瞬間接着剤で仮固定しておきまして同じ高さになる様に削っていますよ・・・ここはポイントですね。

フライスで面研をしますと奇麗に面が合わせられますよ。

この時点でカムカバーも確認をしておきましょう・・・

ポリパテを使って凹みを埋めますとシリコン型を作る前に一度サフを塗っておかないとシリコンゴムに硬化不良が起きる事が有りますからサフを一発塗っておきましょう。

ヘッドの方もサフを入れて・・・
!?これは問題ですね。
このヘッドのサイド部分に分割線が有りますが実車ではこの線は無いんですね。
キャストしてみてよくわかります、ここの溝は潰しておかなければなりませんね。

こんな感じでパテを使って溝を埋めました。

削ってやればこんな感じになりますよ・・・
まだサフを入れてみ無いと細かな形状はわからないのですが〜

エンジンの型取り準備

2016-09-27 19:52:35 | 1/12 Fairlady 432R
今日は暑かったですね〜
下の画像をご覧になっただけでも空の青さからどれだけ暑かったのか想像が出来ますよね。
当地では32度の予想だったのですが実際には33度だったと言う説も有ります。
そんな中ですが長い事雨の為に芝刈りをさぼっていましたがここで重い腰を上げる事にいたしました。
本日は全ての芝を刈ってしまいました・・・そりゃあ暑かった事この上有りません。
この所ズ〜ッと涼しかった物ですから体が涼しいのに慣れてしまっていまして今日の暑さはこたえましたね。
麦わら帽子をかぶっていても背中に日が当たりますとジリジリと暑いのです・・・それでも暗くなる頃には全ての芝を刈り終える事が出来ました。
明日は薪運びをしておかないと新しい車が来ると狭くなって運び難いですからね。
準備!準備!!

S木さんに造って頂いた1/12のS20エンジンは幾つかの部品に分解されて3Dプリントされた物です
元々は1/6エンジンモデルの為に設計されていますから部品構成を変更しなければなりません。
たとえはシリンダーは左右に2分割、複雑な形状のシリンダーヘッドは4分割されていますので、これを組み立ててシリンダーは1つの部品、ヘッドも1つの部品として複製をしたいと思います。
組み立てるのはバラバラにキャストしますと実車には無い分割線が出来てしまったり部品点数が多くなって価格が上がってしまうのを防ぐ為でもあります。

各部品を組み合わせたらペーパーの上で面出しをする為に削ります。
3Dプリンターの部品ですが意外と歪みが多いのできちんと面が出ていない所が有るんですね。
このまま組み立てますと1/12としては隙間の多い物になってしまいます。

オイルパンとシリンダーそしてフロントカバーを合わせてみました
この状態で上側の面が綺麗に出ていないといけないのですが組み立て時の位置合わせをする凸部分が有りまして面がでているのかよくわからないですね。
凸部分を削った方が良いかもしれませんね〜。

シリンダーのサイドの部分を拡大しますと3Dプリンターが作った段が有りますね、原型の状態でこれを削れれば良いのですが透明な部品ですとこの凹凸がわかり難いので一度レジンに置き換えてから削ります。
この後もう一度型取りをして部品の完成となる予定です。
原型を削ってしまうのはちょっと心配なんですよね〜(笑)
こんな文字までモールドされているのは3Dプリンターならではでしょうか・・・!?

シリンダーヘッドの上下も削って面出しをします。
この画像を見ますと中央部分の下側が凹んでいる様ですね〜。

シリンダーにヘッドを乗せると・・・
まだカムカバーがついていないのでちょっと変ですが・・・(笑)

タイヤ原型が到着しました

2016-09-16 16:18:44 | 1/12 Fairlady 432R
今日は朝から更新をしましてFerrari348Zagatoの件で盛り上がりましたが・・・
第二弾ダス!

販売を予定している1/12Fairlady 432Rのトランスキットですがタイヤの原型が到着致しました。
原型は3Dデータを作り3Dプリンターで出力して作っています。
この場合は印刷(プリンターだから・・・!?)してゆきますと積層してゆく過程でどうしても表面が凸凹してしまいますのでこれを修正しないと原型として使い物になりません。
届いた原型は既に表面を修正しサフを塗って表面の具合を確認してあります・・・

画像が細かいのでわかり難いかも・・・
と言う事でもう少し拡大した画像です・・・如何でしょう?
引っ張りタイヤになっていますがそう極端ではないのでこのままでもいけるかもしれませんが・・・現在の所は適合サイズの形状のも作る予定です。

ひょっとしたらタイヤの下の「物」に目が行った方も多いかもしれませんね。
この下の紙・・・当時物のフェアレディZ432Rのスポーツオプションのカタログです。
このカタログはトランスキットを使ってレース仕様の車を作る場合に参考にして頂こうと言う事でトランスキットに複製をセットしようと言う事で既に入手済なんですね。