Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

塗装行程Ver.1

2016-08-04 22:37:40 | KATO SR-250Ri
今日も山陰は暑かったですね。
先日塗料を買いに松江市まで行きましたがその時に丁度夕立ちに遭遇しまして皆さんは雨が降って嫌だな〜と言われますが私は気持ちの良い雨だと思ってしまいました・・・この雨を安来市まで連れて帰ってやりたかったですね(笑)
毎日暑い訳ですがそんな中でも午前中は大体収穫が有りまして本日はオクラとブルーベリーでしたね。
今日だけで6kgのブルーベリーの収穫が有りましたトマトは本日お休みしましたがオクラもバケツに半分程の収穫でした。
暑い中でも外で元気に働く事が出来るのは大変有り難い事ですね、友人の中には病院のベッドで寝ていなくてはならない方もいらっしゃいます。つくづく元気な事への感謝をしなければなりません。

さて本日製作を開始しようと思っていましたら1本の電話が・・・
本日、山陰道の高架から見たら安来市市民会館の工事現場で今作っているラフタークレーンと同じかどうかわかりませんがブームを延ばしているのが見えたという連絡を頂きました。
塗装をしていてどうしてもわからない部分が有りましてね・・・
会社の敷地の覗き見ても、修理に入っている所を見に行ってもどうしてもわからない部分が有るのです。
それはクレーンのブームの色なんですよ。
今見えているのは一番外側の部分でして中にまだ2本のブームが隠れているのですがそのカラーがわからないのです。
ミニカーでは一応グレーなんですが・・・一般的にはブラックでしょうか!?
またこの部分は延ばしたり縮めたりしなければなりませんからグリスアップが必要な部分になりますからね〜普通に塗ってあっても直ぐに汚れてしまいますからグレーというのも直ぐには信じられないんですよね。
そこで近くでもありますから彼が働いていると言われている安来市市民会館の工事現場に行ってみました、と言っても工事現場に立ち入る訳にはゆきませんから外から見るだけですが。
残念ながら今製作中の車両とは違いましたが、兄弟と言いますか・・・
SR-250VRと型式が入っていました。

延長されたブーム部分を良く見ますとやはりグレーでした。
またこのブームのつなぎ目の部分はイエローではなくブルーの塗色が正しい様ですので塗り替えなければなりません。
一番先のアームは後付けのアームですがこの部分はブルーですね。


ダイキャストのボディ部分はいきなりウレタンカラーを塗る訳にはゆきません、ダイキャストはアルミ合金ですからエポキシ系のサフェーサーを使って密着を良くする工夫をする必要が有ります。
今まで使っていたのはエスコという塗料でしたが在庫が無くなりましたので今回新しい塗料を取り寄せました。
同じ物を使っても良かったのですがエスコは元々コンビナートの配管とか橋梁の金属部分に錆び止めとして塗られるものですので自動車の様な緻密な仕上がりはなかなか望めなかったのです。
この様な短所を克服する為に実車用の塗料の中で外国製のシッケンズをチョイスしました。
このプライマーサフェーサーは実車用の補修塗料なので加工性は期待出来ますね。

クレーンのブームの先の部分ですが
この部分は標準車ではレッドですが現在製作中の物はイエローなんですね。
なので一旦分解して塗装をしてから組み立てをする事になります。

アルミダイキャストの部分はサフェーサーを塗る前にペーパーを掛けます。
細かな塗料のゴミや金属面の酸化したものを取り去っておきます。

このシッケンズのエポキシ系のプライマーはこんな緑色をしています。
このカラーを見てびっくりいたしました
だいぶ前にヨーロッパの方が組み立てられたという作品を分解して作り直しになると言う事だったのですが・・・このサフが剥がれなくてね、かなり困りましたね。
確か剥離剤もなかなか効かなかった・・・

少しシンナーを加えて塗ってみました・・・
この部品が一番大きな物でしてこれだけで結構な重量が有りますよ(笑)

ホイールは薄いグレーにしていましたが、どうもシルバーの様なので塗り替えです。

クレーンの一番先端部分はイエローなんですが若干オレンジ色なので調色してみました。

エポキシ系のプライマーを塗ってから加温して硬化を促進して・・・
次にボディカラーを塗ってみました。

他の部分も塗り直しましたよ。

コチラがブームの一番先の部分です・・・
塗料の吹き漏れが有ると困るんですが・・・どうでしょうか!?


明日は残った部分の塗装をしてからデカールを作ります。
早ければ一部貼る事が出来るかもしれませんが・・・明日も忙しいのかな??

そうそう、今月9〜10日にもう一度島根県益田市に行く事になりました、この間の更新は予約更新でキットのご紹介になるかもしれません。

一部ボディカラー塗装開始

2016-08-02 21:13:27 | KATO SR-250Ri
夕方になって少し気温が下がって来ました、まあ塗装ブースはアトリエと連結しているのでアトリエのエアコンを入れてやれば涼しく作業を行う事が出来ます。
それでも少し気温が下がった方が作業がし易いので、夕方になってからボディカラーを塗り始めました。
塗料は指定色のウレタンカラーを頂いていましたので硬化剤を入れて塗ってみないとその感触がわからないのです。
まず最初にアルミ板に塗ってみて問題が無い事を確認してからブルーを塗ってみました。

コチラはクレーン部分のブームですがこんなカラーなんですね。
イメージではもう少し暗く濁りの有る色だと思っていましたが・・・印象がちょっと違います、まあ思い込みも有りますからね。

明日はエポキシプライマーが届きますからアルミダイキャストの部品にも下塗りが出来ると良いですね。

新しいカテゴリーを追加しました

2016-08-01 22:37:22 | KATO SR-250Ri
今日も天気のよい一日でした・・・・このフレーズはもう聞き飽きたって!?
もう何日間雨が降っていないのでしょう!?
今日はトマトの収穫をしてから畑に僅かに潅水・・・少々撒いても効果は限定的ですからね。

そして畑の草刈りをしましたよ・・・暑くて大変でしたけどね。
それでも刈っておかなければどんどん草が伸びてしまいますからね。
それでも余りにも暑かったのでお昼前にはアトリエの方に引き上げました(笑)

そして本日は発送の準備です。
こんな感じで・・・

この後エアキャップに包んで報告書と共に箱に入れて発送完了です。
明日発送で明後日到着かな!?
問題が無ければその後に納品となると思います。


そして次は何を・・・と言う所なんですが、どれが良いでしょう?
順番的に言えばアトランティックに戻りたいのですが・・・メイクアップさんの製作枠が完了したのですから次もメイクアップさんの物を始めなければならないのです。
でも他の仕事も押して来ていますし・・・
ウ〜ン色々迷ったのですが
取合えず本日はKATOSR-250Riのカテゴリーを追加しました。
予定では10日〜14日間で仕上げる予定です。

ご依頼は重機メーカーのKATOのラフター(クレーン車)のミニカーの指定色による塗り替えになります。
ご依頼者様は某運輸会社とお取り引きの有る中古車屋さんでしていつもお世話になっている運輸会社の社長さんにプレゼントの予定だそうです。
本来はご自分でもプラモデルを作られるらしいのですがミニカーを取り寄せてみたら「とても大変そうだ・・・」という判断をされた様です。以前当Cafeにお越になった時に私の事を覚えて頂いておりましてご相談を頂きました。
模型の製作者として御客様の状況も理解し製作に組み込んでゆくことも大切じゃないかな!?知っているのと知らないのでは作品が変わって来るかもしれませんからね(笑)

このKATOSR-250Riラフターですがこのミニカーはどこのメーカー製でしょうか・・・?
箱を見てみますと実車を作っているKATOが作って売っている・・・つまりメーカーが直に作っているらしいですね。
説明書がKATOの純正部品のビニール袋に入っているのも頷ける・・・と変なところに感心してしまいます。
更に言えばこのミニカーが送られて来た段ボールもまたKATOの純正部品を送る箱だったりします(笑)

最初に検討しなければならないのはこのミニカーを展示ベースとアクリルのカバーに入れてプレゼントする場合どのような姿が理想なのか・・・と言う事です。
最大に広げるとこんなに大きな物になるんですよね〜
この状態ではさすがに大き過ぎます。

たたんでおきますとこんなに小さくなってしまいます・・・
これじゃあちょっと迫力が無いですね。


基本のブームはたたんだまま追加のブームを取り付けた状態でこれから仕事を始めるぞ〜!と言う姿にしようかと思っています。

早速ですがミニカーを分解致しました。
元々分解する様に出来ていないものなので瞬間接着剤が多用してありましたね、カシメも多く分解するのは容易ではないですね。
窓ガラスまで瞬間接着剤ですからね〜ガラスは作り直しですね。

ミニカーと言っても全てがダイキャストで出来ている訳では有りません、今回ダイキャストだったのはこれだけです。
そして全て分解出来る訳ではないのです・・・伸縮出来るブームは分解が不可能なのでダイキャスト製ですがここには含まれません。
このダイキャスト部品は一旦塗料を剥がして再塗装します。

プラスチックの部品はこれだけです。
一部金属も有りますがこの部分は剥離せずに再塗装の準備の為にペーパーをかけてからサフを入れて再塗装します。

プラスチックの部品は表面にペーパーを掛けずに塗ってありますからこの状態でペーパーをかけて表面を整えます。
バリや型の抜け等の問題で形状が狂っている部分も有りますからそれを修正しながらペーパーをかけてゆきます。

サフを入れました。
ここで使ったのはウレタンサフです。
プラにウレタンサフ?
と思われるかもしれませんが大丈夫です、使えます。
これはブームの部分ですね。

そして他の部品です。

ダイキャストの部品は剥離剤に浸けて塗装を剥離しました。
仕上げはシンナーに浸けながら古歯ブラシで落とします。
やっと綺麗になりましたね・・・残った部分は真鍮のワイヤーブラシで落とします。


この部品はアルミダイキャスト製なのでウレタンカラーを塗る為にはプライマーを塗っておかなければなりません。
安く簡単に済ませる為にはウォッシュプライマーを使う場合が多いのです、なぜならウォッシュプライマーは一液性のスプレーの物が有りますからそれを使えば楽な訳です。
しかしパテ整形が必要になった場合はウォッシュプライマーではどうにもならないのです。
なので今回は高価で手間もかかりますがエポキシプライマーを使います。
今までですとエポキシ系の下塗りとしてエスコと言う塗料を使っていましたがちょうど在庫が無くなってしまっていたので新しいプライマーを購入する事に致しました。
まあ材料が来たらまたご紹介をしましょう。



ここからはちょっと余談です。
先日AMRのFerrariBBLM NART 1977の完成品ですがシンナーに浸けていたのですが海外の塗料を使っていたらしくシンナーでは完全に落としきれない事がわかりましたので、このダイキャストミニカーで剥離剤を使いましたので一緒に剥がしておきました。

フロントノーズの部分の上下の合わせが問題ですね・・・
こんなに隙間が開いていてはおかしいですよね〜。

製作をする順番が回ってくるまで部品が無くならない様にファスナー付きの袋に入れて保管します。
作る日が来ると良いですね(笑)