Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ボディの修正Ver.2

2015-04-21 22:31:40 | Alfa Romeo T33/2
今日から晴れの天気と聞いていたのに、朝はかなり雲が厚くこれは降るんじゃないの~って感じでしたが昼前から天気が急激に回復しまして晴れて暖かな日和になりました。

午前中はいつもの様に芝生の草取りをしまして2/3程が完了致しました、後1/3有りますが明日は定休日なので明日には完了したいですね。
そうそう、まだ溝掃除も有りますし、里芋も植えなければならないですね・・・非常に忙しい事です(笑)

さて今日は色々な出来事が有りまして製作の方が進んでおりません。
これは忙しいとかでは無く主に気分的な物なのですが大変遺憾に思う事が重なりました。
どう考えても怒りを通り越して呆れてしまいます・・・。
そんな精神状態では良い仕事は難しいのです。

昨日は集中出来て良い仕事が出来たと思ったのですが・・・今日は全然ダメですね・・・一勝一敗と言う所でしょうか。
明日は定休日、こんな気持ちは明後日に持ち越したくないですね。

ですから本日は皆さんにご報告出来るような製作は出来ていません。
しかしながらせっかくご訪問頂く皆さんに何も無しというのはちょっと失礼なので・・・
(ブログを更新せずに投げっぱなしの方、居ませんか~!笑)
少しアルファロメオT33/2をご紹介しておきます。
この作業は本日行なった作業ではない事をお断りしておきます。
合間に行なった物を貯めていた作業画像になります・・・。

では仕切り直して・・・(笑)
アルファロメオT33/2ですが気に入らない部分が多々有ります、当時としては最新で最高の出来だったはずなのですが・・・僕もそう思います。
手元にボディの青焼きの図面を持っていますが余りにも違い過ぎでして・・・
まずテールの絞りが少な過ぎて後ろから見た場合にテールランプの付いている面が左右に広過ぎます。
実車はもっと絞ってありましてキットのままのパネルとテールランプ/ナンバープレートの凹みのバランスが違うんですね。
絞り込みを強くする為にはテールランプの位置をもう少し内側に寄せてからでないとボディの外側を削って絞る事が出来ないのでテールランプの凹みを一旦埋めています目印に鉛筆で位置を書いてみました。

フロントウインドウの前側のエアインテークも中央に左右を分割するような形状になっていますがこれが無かった為に真鍮板を埋め込んで作ってみました、
幅も少し広かったので埋めています。
本当はもうちょっと三角形のような形状なのでまだまだ修正は続くでしょう。
またヘッドライトカバーの形状も少し丸過ぎまして穏やかな顔つきになってしまっている様に思います。
もう少し先を尖った形状にして鋭い視線になるのが理想ですね。

筋彫りを掘りました・・・一応元々の筋彫りを彫ってみました。
この筋彫りなのですが、理由はわかりませんが筋彫りの両端で高さが違う部分が多々有りまして筋彫りの上に細かな目のポリパテを盛ってから固まらないうちに掘っておきました。
これで削れば筋彫りの左右で高さが違う事は無くなります。
ただ筋彫りがそれで正のかはサフを入れてからでないとわかり難いですね。

パテを研いでいますが・・・パテが残っている所は低い所ですね。
結構有りますよね~これだけ凸凹していると言う事ですね。

こうして見ますと・・・今度はウインドウの形状が気になります。
リアウインドウは後ろ側の形状が丸くもう少し両端が角張っていても良いと思います少なくとも図面からはその様に読み取れます。
サイドウインドウはその形状からなかなか判断が難しい所ですが・・・
フロントウインドウも同様で実車では前の端がもう少し尖っているような感じですね。
今のままですとRがかなり大きいのでウインドウがスリッパの前側の様に締まりが無い感じがします。

取合えず今の状態で問題が解決出来たテールランプの凹みを掘ってみました。

ノーズ下もこの様にRを付けてシャーシを嵌め込む様になっていますけど横から見た場合にホイールアーチの形状が不自然になりますからここにプラ板を接着してガイドにしてパテを盛ります。

この様に一直線にして置いた方がシャーシとのつながりも良いですしホイールアーチの形状も自然なラインでつなぐ事が出来ます。


と以上が今日時点でのアルファロメオT33/2の進行状況です。
この一週間でまた進むと思われますが実はこの後かなり大きな修正を試みようと思っています、どんな試みかは今の所内緒です(笑)

ボディの修正Ver.1

2015-04-16 18:22:17 | Alfa Romeo T33/2
昨日は定休日だったのだけどやっぱりアトリエに出勤して草取りをしていました。
予報では荒れ模様という事なのでどうかな~と思いながら草取りを開始した所で大粒の雨がパラパラと落ちて来たのでアトリエの中に逃げ込んだら晴れて来て・・・天気が不安定とは聞いていたけど・・・余りにも移り変わりが早いですね。

今日は昨日の荒れ模様からうってかわって暑い日射しが照りつけまして気温は午前中で既に22度を超えていたらしい
ですがやっぱり今日も芝生の草取りから始まりました。

午後からは休日限定のアルファロメオT33/2を少し触りました。
キットの中身はこれだけです・・・

レジンの部品はこの二つだけ・・・かなりあっさりとしていますね。
古いキットだけど当時の評価はかなり良かった様な気がします、実際に友人が作っていたけどかなり良い感じだった。

フロントとサイドのウインドウ関係は形状を変える事がかなり難しいので基本的にこのままの形状で作らざるを得ないのです。
また途中で欲が出て来て直す可能性も有りますが・・・取り敢えずウインドの合わせを行ないましょう。
まずリアから・・・
内側を削ってウインドウがきちんと収まる様に削っています。

何度か合わせては削り、また合わせては削りをトライしました。

サイドウインドウも同様に・・・
そうそうこのウインドの合わせですが今回は4枚のウインドウを1個ずつ切って別々に合わせています。
まとめて一度に合えば良いのですが・・・普通そんなに巧くいく訳は無いですね。

こちらが問題のフロント・・・
ウインドウは奇麗に合いますが・・・この部分を結構削っています。
ウインドガラスとボディの間の段を出来るだけ小さくしたいですからね~。

フロントウインドウはこんな感じです・・・合っているのは有っていますが・・・。
中央部分はもう少しウインドウのRが小さい様な気がします・・・つまり尖った感じですね。
キットはほぼ同じ曲率ですから少しダラ~ッとした感じに見えなくもないですね。
直したい様な気もしますが・・・予算も有りますから・・・難しい判断ですね。

テールの上側には4つのスリットが並んでいまして実車ではそれに平行にボディが切れていますがキットでは中央部が少し長く全体に丸い感じになっています。
キットのボディは逆に両サイドは寸法が小さめ・・・つまり短い感じがしますからそれを削らない様に・・・出来るだけ真っすぐなラインになる様に削っています。

実車の後側の画像は余り良いものが無かったのでわかり難いのですが・・・
こんな感じ・・・キットのテールと比較しますとキットは少しボリュームが無い感じがします。
この部分は少し盛ってボリュームを出してやろうと思っています。

逆にテールランプが付いている面はもっと小さく締まった感じがしますね・・・
まあ写真の写り方の問題も有りますから同じ感覚での比較は出来ないですが・・・
テールランプはボディ面から出っ張っているのではなく面一くらいなのでランプを入れる凹みを掘ってみましたが・・・
上から見た場合の絞りが弱い様なのでこのランプの穴を一度埋め戻しまして絞り込みを大きめにしてからランプの穴を開け直そうと思っています。

ライトはボディと一体のモールドになっていますがこれでは余り感じが良くないので掘ってライトを埋め込みましょう。

取り敢えず掘ってみました・・・

ボディ全体をサンディングしてやるとボディ表面が凹凸になっているのがよくわかります。
だいたいは削って解決の付く物ですが中には削り切れずパテを盛らないといけない部分も有ります。

ということでボリュームの足らないテールの部分や削るだけでは解決出来ない部分にパテを盛っておきました。


ウインドを削っていて気になったのですが模型を作るという事にはいくつか種類が有る様に思えますね。
例えばウインドウの部品がボディにきちんと合う様に削って作るというのは一般的な作り方と言えるでしょう。
私の場合は実車の持つ雰囲気が同じならそのままで作るけどもしも雰囲気が違うならやっぱり作り直したくなってきます、これが仕事で作ると言う事かもしれませんね。
ただ単に部品を合う様にして作る(正しければ良いのですが)と言うのではこの制作記を見ていても面白く無いのではないかと・・・
だから制作が進むとついつい手を入れてしまっていますね(笑)

明日からはアトランティック時々アルファで進めてゆきましょう。
アトランティックはシャーシにボディを積む所まで連続で進めてゆく予定です。
そうしないとエンジンの大きさが決められないからね~。

Tenariv Alfa Roneo T33 Stradale 1967

2015-03-11 19:34:56 | Alfa Romeo T33/2
今日は天気予報がはずれてしまいまして雪どころか午後からは晴れていましたよ。
外に出て畑を・・・と思ったのですが結構寒くて風邪をひきそうだったので外仕事は中止してしまいました。
なので中で次の製作の準備です・・・。

本日また新たなカテゴリーを追加致します。

この所たて続けですが・・・大丈夫か?何て思っている方もいらっしゃるかもしれませんがブガティアトランティックもゴールデンアローもフルディティールなのでプロポーションモデルも間に入れてゆかないとダメなんですよね。
複雑なもの単純なものをバランスよく作るのが長くこの仕事を続ける為の秘訣だったり致します(笑)
この部分はここでは詳しく書きませんが,聞きたければ電話をしていただくかアトリエに遊びにきて頂ければお話し出来るかと・・・。

今回追加するカテゴリーはAlfa Roneo T33/2になります
さてキットはテナリブなんですが、結構古いキットと言えますね。
箱もラベルも程よく焼けております・・・(失礼しました)
私このキットが懐かしくてね。
私がプロになり立ての頃アルファロメオが大好きな友人Sさんがこのキットを作っていたんです。
彼は彫金が仕事なのでウインドの枠などは銀線を使っていたのを良く覚えています。
結構丁寧に作っていて凄いなーと思っていました・・・こんな事を書きますとFBにまた画像をアップしてくれるんじゃないかと・・・(笑)

肝心のボディはこんな感じです。
テナリブのボディはネバネバ(ベトベト?)しているはずなんですが・・・このキットのものは硬い普通の感じですね。
テナリブ=ネバネバボディというのが僕のイメージだったんだけど・・・
完全に枯れてしまったのか・・・?
それともご依頼者の方が奇麗にして下さったのでしょうか?

こちらはシンプルな部品の袋ですね。
タイヤ、ホイール、シャフト、グリルのエッチング位でしょうか・・・それとバキュームです。
バキュームは多分直さないとダメだと思いますので余り期待をしてはいませんが黄ばみも無くてこれは奇跡的に奇麗なままですね。

ちなみにメイクアップのT33/2と比べてみますとこんな感じですね。
ほぼ同じ様な形状ですがテールが少しボリューム不足の様な気がしますね。
それとボディの前後ろが少し丸過ぎる様な気がします。
フロントのピラーも少し丸過ぎる気がしますが・・・ここの修正は出来るかな~??

上から見ますとリアウインドウの後側のラインとかボディ後端の端の処理とかが少し丸過ぎる様な気がします。
まあこれはあくまでもメイクアップ製のミニカーとくらべてと言う事ですから後は実車の図面や写真と比べて判断致しましょう。


近日製作を開始致します。

本日次の仕事を準備していて気が付いたのですが近日中にこの上に2~3つのミニカーベースの製作を追加する事になると思います,いや~超忙しいですね。